会議所関係者が岩井良行特許庁長官と意見交換

昨年(2011年8月)、ブラジルのバイア州で開催された第5回日伯貿易投資促進合同委員会(日伯貿投委)の主なテーマは「貿易と市場アクセス」、「投資促進」 、「JETROビジネスミッション準備状況」、「貿易促進」、「技術移転」、「特許庁間(JPO-INPI)協力」、「移転価格税制」、「ビザ関連」、「ビジネス環境整備に関する総括」、「各種協力」ではデジタルTV放送システム普及に関する協力、中小企業協力、研修制度の受入、専門家の派遣、企業のインターシップ、留学生の交換、「JBICの協力」、「JICAの協力」、「JOGMECの協力」であった。

岩井長官は冒頭、日本の知財戦略に触れアセアン諸国の特許審査状況やロシアやインドとは協力関係が急速に進んでいる。日本企業の次のフロンティアはブラジルである。ブラジルの経済成長についてもっと幅広く勉強したいと述べた。

会議所関係者は前回の日伯貿投委で俎上された「技術移転上の足枷」、「特許審査の現状」について説明。また特許庁間(JPO-INPI)のさらなる協力関係強化などの他、最近のブラジル政治・経済情勢やブラジルでのビジネス環境全般について意見交換を行った。

参加者は特許庁長官のほか岩崎晋 国際課長、総務部国際課の野田洋平 課長補佐(地域政策第二班長)、 JETROサンパウロ事務所の澤田吉啓所長、同所の深瀬聡之次長また会議所からは日立ブラジルの岩山明郎取締社長、ブラジル特殊陶業有限会社の林 恭平取締役社長、 SONYブラジルの三浦 修社長、パナソニック・ブラジルの篠原一宇副社長、平田藤義事務局長。

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