運輸サービス部会は部会長シンポの発表資料作成や会議所活動で意見交換

多岐の業種で構成される運輸サービス部会(森田透部会長)は、2013年2月1日正午から午後2時まで14人が参加して開催、今月22日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料の作成や今年の部会活動などで意見交換をおこなった。

2012年の回顧ではコンテナ船輸出が増加、特にアジア向け輸出の増加でヨーロッパ向け輸出を突破、不定期船による鉄鉱石の輸出は前年並み、新造船の供給過多でバルク運賃が低迷、税関職員やANVISA職員のストライキ、世界的な粗鋼の供給過剰、鉄鋼需要の低下、為替の影響、遅れているインフラ整備、ブラジルコスト、トラックドライバーの勤務時間短縮の改正、セルラー電話の加入者の推移、IT技術者の不足並びに人件費の高騰、日本からのビジネス客は増加したが、日本からの観光客はブラジルの物価高や治安問題、観光ビザが必要なことから増加傾向にはならなかったことなどが話題となった。

2013年上期の展望として税関ストライキの懸念、インフラ整備の遅れ、人件費の高騰の継続、輸送関係コストの上昇、サントス港の新ターミナルの運営開始、自動車向けIPI減税の中止による影響、治安の悪化、空港アクセスの遅れ、輸入製品に対するICMS税の一律4.0%の影響、社会保障院連動のSPEDの試験プロジェクトの開始、電力危機、停電対策、困難な優秀な人材確保、今後も日本からの進出企業増加に伴ってビジネス客は増加するにも関わらず、日伯間の観光ビザ免除協定が締結されない限り、観光客の増加は見込めないことなどビジネス環境整備の必要性が挙げられ、最後に今年の会議所活動では、インフ整備関連の見学会の実施などで意見交換が行われた。

参加者は森田部会長(山九)、川手副部会長(NYK)、細谷副部会長(日通)、谷口氏(栄進)、岐部氏(UBIK)、伊勢谷氏(JAL)、金谷氏 (JAL)、大胡氏(MOL)、村田氏(鈴与)、上野氏(Tokyo Soft)、松橋氏(Tokyo Soft)、遠藤副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から川手副部会長(NYK)/森田部会長(山九)/細谷副部会長(日通)

左から岐部氏(UBIK)/谷口氏(栄進)/大胡氏(MOL)/遠藤副領事(サンパウロ総領事館)

左から上野氏(Tokyo Soft)/松橋氏(Tokyo Soft)/伊勢谷氏(JAL)

左から村田氏(鈴与)/平田事務局長/大角編集担当/金谷氏 (JAL)

開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料の作成や今年の部会活動などで意見交換

 

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