茂木敏充経済産業大臣が来伯、経済ミッションも随行

経済大臣としては2008年7月の甘利元経済大臣に続き5年振りの来伯。1日のメーデーの日、市内のホテルに企業ミッションと会議所関係者を合わせ約60名が懇談昼食会に参加、意見交換を行なった。

福嶌在サンパウロ総領事の挨拶後、茂木敏充大臣が挨拶、世界第6位のGDPを誇り、2011年には日本からの直接投資が75億ドルの規模になったブラジルに対し、最も遠い地理的な要因を克服、特に日本からの中小企業海外展開支援を促進したいと決意を表明。

日本の資源確保と言う点でも非常に重要な国、ブラジルとは色々、保護主義的な要素や急な税制変更、人件費、インフラ未整備などに代表されるブラジルコストについて日伯貿易投資促進合同委員会等を通じビジネス環境改善を要求して来たが、明日(2日)ブラジリアを訪問、鉱業エネルギー、科学技術イノベーション、開発商工省の3大臣にもしっかり申し上げ、率直な意見交換をしたいと述べた。

その後、同大臣はメインテーブルを中座、各々のテーブルを回り出席者全員と2~3分程度、率直な意見交換を行った。席上、平田事務局長は同大臣に事前周知頂くために去る4月15日に行われたサンパウロ工業連盟との日伯EPA協定に関する会合概要について説明した。

なお、懇談会の終了直後に中小企業海外展開プラットホーム事業の立ち上げ式があり、茂木大臣の挨拶とともに海外第1号の華々しい盛大なテープカットが執り行われた。多様化する中小企業の個別相談への対応をより一層強化するためである。

各支援機関とのネットワークを強化、必要なサービスの提供や紹介、取次等を一元的に行ったり、現地パートナー発掘や情報提供を目的とした各種イベントを他の支援機関と連携実施、海外進出の個別支援強化が目的だ。 (プラットフォーム事業立上式典における茂木敏充大臣の挨拶文PDF ←クリックしてご覧下さい。)

会議所から藤井会頭他、中西副会頭(渉外広報委員長)、村田副会頭(財務委員長)、江上専任理事(異業種交流委員長)、伊吹専任理事(特命担当委員長兼貿易部会長)、廣瀬専任理事(環境委員長)、村上専任理事(日伯法律委員長)、林専任理事(企画戦略委員長)、遠藤専任理事(相互啓発委員長)、黒子企業経営委員長の執行役員10名に加え平田事務局長が参加した。

 

 

Fotos: Joro Mochizuki

中小企業海外展開プラットホーム事業の立ち上げ式でスピーチをする茂木大臣

テープカットの模様。右から藤井会議所会頭、園田県連会長、横尾ジェトロ副理事長、茂木大臣、福嶌総領事、木文協会長

中小企業海外展開プラットホーム事業の立ち上げ式の参加者

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