労働問題研究会に40人が参加して開催

企業経営委員会(黒子多加志委員長)の労働問題研究会が2013年5月23日午後4時から6時まで40人が参加して開催され、司会は破入マルコス副委員長が務め、初めに4月にブラジルに着任した黒子多加志委員長が素晴らしいポルトガル語で挨拶をして参加者を驚かせた。

BDO RCS Auditores Independentes社のジャイロ・ソアレス共営者は、「中小企業活性化支援プログラム(PAC-PME)」について、シンプルかつ複雑でない6つの異なるリソースが可能となるプラットフォームPAC-PMEについて、教育、企業発展のための資本、デジタルプレゼンス管理、競争力強化、中小企業のデータベース、投資家情報はPAC-PMEにより企業発展のためのリソースにアクセスが可能となり、中小企業にとって継続的な研修制度の整備、イノベーションへのアクセス、マーケティング技術とデジタルプレゼンス、卸買いによるコストダウン、新製品・サービスへのアクセス、投資家へのプレゼンなど資本拡大のチャンスが見込めるために、研究グループは連邦政府にPAC-PMEプログラムの採用を要請していくと説明、また諸外国の同様なプログラムの取り組み、PAC-PMEプログラムの重要性、ベネフィット、世界の潮流、ブラジル社会での動向、プログラム参加団体などについて説明した。

Ernst & Young Terco社のタチアナ・カルモーナ・シニアマネージャー並びにアンジェリカ・アンドラーデ労働問題・社会保障部門マネージャーは、「デジタル簿記 (ESCRITURAÇÃO FISCAL DIGITAL, EFD-Social) / 公共簿記システム(Sistema Público de Escrituração Digital, SPED – Previdenciário)」について、社会保障院の赤字が拡大し続けており、従業員とINSSの電子リンクで不正負担金の削減、企業、国庫庁並びに社会に対するベネフィット、労働、保障分野の統合・標準化を目的に新たにその使用が義務付けられるEFDSocialでは給与、業務遂行者、労働分野のプロセス、人事部へのインパクトや企業のテクノロジー投資負担などについて説明した。

左からErnst & Young Terco社のタチアナ・カルモーナ・シニアマネージャー/同アンジェリカ・アンドラーデ労働問題・社会保障部門マネージャー/BDO RCS Auditores Independentes社のジャイロ・ソアレス共営者/黒子多加志委員長/破入マルコス副委員長

熱心に講演者の話に耳を傾ける参加者

講演会の様子

講演会の様子

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=38087