9月の懇親昼食会は120人が参加して開催

9月の懇親昼食会は、ロンドンオリンピック銅メダル、世界柔道選手権大会2連覇(2009年、2010年)をはじめとして、国内外で数々のタイトルを獲得している日本女子柔道の第一人者、上野順恵氏を講師に迎えて、2013年9月13日正午から午後2時までインターコンチネンタルホテルに120人が参加して開催、初めに平田事務局長が司会を務め、特別ゲストの上野順恵ロンドンオリンピック銅メダリスト、福嶌 教輝 在サンパウロ日本国総領事 / ブラジル日本商工会議所名誉顧問、 室澤 智史JICAブラジリア事務所所長、貞方 賢彦ブラジル日本商工会議所第13代会頭、田中 信ブラジル日本商工会議所第15代会頭、木多 喜八郎文協 会長、岡田 茂男大阪・サンパウロ姉妹都市協会会長/元会議所副会頭、ヒロユキ・ドイ  アリアンサ(日伯文化連盟)副会長、猪木 啓介イノキ・ゲノム・フェデレーション顧問、両角 直樹イノキ・ゲノム・フェデレーション営業広報担当を紹介した。

近藤千里事務局員に司会をバトンタッチして、初めにインターコンチネンタルホテルの挨拶としてシェイラ・クルース女史が毎回の商工会議所の昼食会の同ホテルの利用に対してお礼を述べ、2020年の東京オリンピック開催決定に対して祝福、2016年のリオ市のオリンピック開催と連続して伯日のオリンピック開催で、益々両国の関係が緊密になることを強調した。

着任挨拶ではMHI SUL-AMERICANA DISTRIBUIDORA DE MOTORES LTDA.の
片山 晋氏は三菱重工に25年勤務しており、今回は前任の佐戸守社長の後任として着任、ブラジル勤務は初めてなので皆さんのご協力を宜しくお願いしますと挨拶、新入会員紹介ではSUNTRY LIQUOS BRASIL LTDAの吉田 辰史社長は、ブラジル勤務の前はメキシコで5年半勤務、サンパウロには今年4月に着任して商工会議所に早々に入会、ブラジルではウイスキーやリキュールなどを販売するが、販売は商工会議所会員のトレードブラスが担当すると説明した。

NASSIMUS ASSESSORIA E CONSULTORIAEMPRESARIAL LTDAのジョアン・アウレリオ・カタルディ氏は、サンパウロ州のリベイロン・プレート市やピラシカーバ市にも支部があり、企業関連コンサルタントには15年の経験があり、商工会議所に入会できて非常に光栄であると説明、日本光電の栗田秀一社長は2012年1月に着任、ANVISAから認可を受けて医療機器を輸入、またAED(自動体外式除細動器)と呼ばれる緊急応急処置として心臓に電気ショックを与える医療機器であり、AEDは鉄道、学校、マンション、 オフィスビル、工場など公共施設及び人が多く集まる施設で設置されている医療機器で、多くの企業幹部が会議などで集まる当所でもその設置を検討していることを説明、また日本政府は医療機器の輸出を成長産業として今後大いにバックアップすることを説明、Incorのボルトレク教授は経産省からの支援を受け実施しているIncor(Instituto de coração)との連携による日本式循環器健康診断制度について、50歳から80歳のブラジル人を対象のチェックアップについて説明した。

JCI(ブラジル青年会議所)の「satogaeri」プロジェクトのマルコス・ストコーディネーターは日本に帰国できなかった移民を帰国させるプロジェクトを紹介、またJCIは18歳から40歳がメンバーであり、今年はリオで国際会議が開催されると説明、大阪・サンパウロ姉妹都市協会の岡田茂男会長は7月の総会で2008年から就任していた会長を辞任、後任はタカラベルモントの吉川社長が就任、毎年1名をサンパウロに派遣、今年は日本へ留学生を派遣、2014年の姉妹都市45周年記念として8月に小中学生80人からなる大阪ジュニアバンドをサンパウロに派遣することなどを説明した。

三井住友ブラジル保険の原敬一社長はサンパウロで半年間勤務しているロンドンオリンピック銅メダリストで語学研修をしている上野順恵氏を紹介、また来週、日本人学校でも講演を行うことを紹介、上野順恵氏は「ロンドンオリンピックとブラジルでの経験」と題して講演、1988年ソウルオリンピック公開競技の女子柔道日本代表を率いる日本代表強化副部長の柳澤 久氏が、女子柔道部の創設を提案し、1989年9月に創部、「社会人としての自覚を持たせることが必要」との柳澤監督の考えから、午前中はそれぞれの部署で業務に従事し、練習は午後から行い、英語のレッスンや読書も選手に課している。

三井住友海上 柔道部 のオリンピックメダリストとして、姉の上野雅恵氏(コーチ)は2004アテネ・2008北京オリンピック連続金メダル、 世界選手権 2001年と 2003年連覇 、恵本裕子氏(特別コーチ)は 1996アトランタオリンピック金メダル、上野さんは2012ロンドンオリンピック銅メダル 、世界選手権 2009年と 2010年連覇 、2011年銀メダルを取っている。

サラ・メネゼス選手等女子代表選手全員が2011年11月に、三井住友海上世田谷道場でロンドンオリンピックに向けた事前合宿を行い、その結果、女子柔道48kg級のサラ・メネゼス選手の金メダルをはじめとして、男女合わせて4個のメダルを獲得している。

上野さんの段位は4段、得意技は体落並びに大外刈 、父の上野法美氏は柔道整復師で、旭川で道場を開く指導者、 母 和香子氏は、かつて全日本選手権に北海道代表で出場した元選手、5歳上の姉 雅恵は、70kg級でシドニーオリンピック9位、アテネオリンピックおよび北京オリンピックで金メダル獲得、6歳下の妹の巴恵は、70kg級でリオデジャネイロオリンピック出場を目指している。

2月末から9月までの約半年間にわたって ブラジルに滞在、9月末に帰国となるが、今後、ブラジルでの業務研修、語学研修および柔道の体験 を生かした活動を行いたいと述べ、大好きになったブラジルと日本の架け橋になり、両国の柔道の発展に貢献したい、また 将来は、ブラジルの子供達に柔道を教えてみたいとも考えていると述べて講演を終え、参加者から割れんばかりの大きな拍手が送られ、藤井晋介会頭から記念品が贈られた。 最後に講演が予定されていたが公務でサンパウロにこられなくなったアントニオ猪木参議院議員の弟である猪木 啓介イノキ・ゲノム・フェデレーション顧問は、アントニオ猪木はレスラーとしてボクシングの世界チャンピオンであったモハメド・アリ氏と戦って世界的に知名度が上がったと説明、兄が商工会議所の皆さんと会うことを非常に楽しみにしていて切符をすでに購入したが、公務のためにサンパウロに来られなくなって非常に残念がっていたが、ブラジルには兄弟や親せきが生活しているのでまた来る機会があると説明、平田事務局長は急きょアントニオ猪木が来られなくなって頭が真っ白になったが、日本女子柔道の第一人者の上野順恵氏がサンパウロに滞在していることを思い出して、三井住友ブラジル保険の原敬一社長に連絡したところ、講演を快諾していただいたことを説明、また14日午後9時からサンパウロ市内のポルトゲーザ体育館で開催されるジャングルファイトの多くの入場券を猪木 啓介顧問から頂いて関係者に配布したことも説明した。

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講演中のロンドンオリンピック銅メダルの上野順恵氏

三井住友ブラジル保険の原敬一社長

左から上野順恵氏/藤井晋介会頭/福嶌 教輝 在サンパウロ日本国総領事 / ブラジル日本商工会議所名誉顧問

左から村田俊典左から副会頭(ブラジル三菱東京UFJ銀行)/三井住友ブラジル保険の原敬一社長/上野順恵氏

左から福嶌 教輝 在サンパウロ日本国総領事 / ブラジル日本商工会議所名誉顧問/上野順恵氏/平田藤義事務局長

左から藤井晋介会頭/記念プレートを受取る三井住友ブラジル保険の原敬一社長/上野順恵氏

上野順恵氏を囲んで記念撮影

 

 Fotos: Rubens Ito/CCIJB

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