JICAによる中小企業説明会に20人が参加して開催

JICAによる中小企業等の海外展開支援説明会は、2013年12月6日午後4時から5時30分まで20人が参加して開催、初めに室澤智史 JICAブラジリア事務所所長は、中小企業の海外進出はオールジャパンで支援しており、またすでにさまざまなスキームが出来上がっており、JICAブラジル事務所兼サンパウロ出張所次長の遠藤浩昭氏が民間連携事業と日系社会支援の2軸を事業の中心とし相乗効果を図ることを目的に、サンパウロに常駐しているので、気楽に相談してほしいと挨拶を行った。

JICA中小企業支援室の大塚和哉氏は、ODAで中小企業を支援している理由として、日本の中小企業の生き残りには、新興国や途上国の成長を取り込むことが必要であり、日本の優れた技術や製品を途上国の開発に活用することで途上国の開発と日本経済の活性化を両立、地方の重視・地域の再生を通じた経済成長、中小企業対策による地域活性化は、日本政府の重要施策の一つであると説明した。

経済産業省・ジェトロ等との連携、中小企業の検討状況に応じた、支援メニューのためのフローチャートの説明、今年の中小企業とのコンサルタント等による共同提案が基本の案件化調査の採択件数は49件、民間提案型普及・実証事業の採択件数は20件、日本での技術研修の効果・実例、今年度の事業の見通しでは中小企業を活用したノン・プロジェクトや小資金協力、ODAを活用した中小企業の海外展開支援委託事業、中小企業の製品・技術を活用した民間提案型普及・実証事業、中小企業のグローバル人材の育成などについて説明、質疑応答では食品包装会社への研修・支援、日本政府の医療機器事業の支援、企画書の提示や申請について、民間団体と日本政府のカウンターパートや提携、中小企業の定義など多岐に亘って意見交換が行われた。

講演中のJICA中小企業支援室の大塚和哉氏

左から平田藤義事務局長/室澤智史 JICAブラジリア事務所所長/JICA中小企業支援室の大塚和哉氏

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