ブラジル経済研究所(Ibre)の貿易研究コーディネーター、リア・ヴァルス・ペレイラ氏へのインタビュー
エコノミストは、EUとの協定は連邦政府が保護貿易主義的な政策の見直しへと政策を転換していることを示すと指摘する。
ゼツリオ・バルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の貿易研究コーディネーター、リア・ヴァルス・ペレイラ氏は、貿易における保護主義政策をブラジルが放棄する方向に進んでいることを、EUとの協定が強烈に印象付けるものになると受け止めている。だが、その前にブラジルは、アルゼンチンとの難局を解決しなければならない。
●ブラジルとEUの協定についてあなたはどのように評価していますか?
もし実際に締結に至るなら、これは、ブラジル政府が、保護主義的バイアスのかかった現在の貿易政策を見直すことを意味しており、重要なシグナルになるだろう。
●協定に不足しているものは?
ヨーロッパとブラジル、双方の提案は十分に満足のいくものだったと考えているが、メルコスルの側にまだ解決すべき問題がある。要は、アルゼンチンをどうするべきか、ということだ。ブラジルは協定の締結にアルゼンチンも呼び込めるだろうか?もしブラジルが非常に強力な政策を打ち立てているのなら、アルゼンチンを含めて合意することは可能だろう。だがそうでなければ、アルゼンチンを置き去りにして合意するだろうか? この問題は明確になっていない。
●首脳会議でジルマ大統領がEUを批判したことについて、あなたはどう見ますか?
外交的な「ふり」だ。欧州がWTOに持ち込んだ不満点は、今後の交渉ですべて議題に上がってくるのは明白だ。そこで、合意に至らない場合に、こうして批判したことが免罪符になり得るだろうか?
●するとそれは、意図的なものでしょうか?
表面上はそうでもない。なぜならブラジル政府は合意を望んでおり、財界にはこれを歓迎する意見があるとコメントしているからだ。輸出の拡大が難しい状況にある。方向の転換の背後には政治的な強い思惑があるかも知れない。大きな経済開放が求められる協定のインパクトは、広範囲に及ぶだろう。そして、将来的にはアメリカとの協定に至る道を開くことになる。
●協定に向けた最低限の条件とは?
農畜産物の自由化(関税と取引枠)で、この内、センシティブなごくわずかな品目に対しては、より長期の、最大で10年をかけて自由化する可能性がある。その埋め合わせとしてブラジル側は、工業製品の流通を交渉のテーブルに置くことになる。
(2014年2月25日付けエスタード紙、クレイデ・シルバ記者)








