ロベルト・ジアネッチ・ダ・フォンセッカ
私は、ブラジル国民の圧倒的大部分が、この国がより近代的で、民主的で、競争力があり、社会的により公正で、グローバル経済にさらに統合されることを夢見ていると信じている。その夢は、より高い水準の所得と雇用、消費、教育、保健、セキュリティー、つまるところ、ブラジル国民にとり生活の質の改善を、現実の世界にもたらしてくれるものだ。ここ数年にわたって確認されてきた段階的な発展は、全くのところ、ブラジルの人々が抱える正当な不安に対処しきれるものではないのだが、そうした悲観的見方は、モラルの低下と制度不信に見舞われている現在、これらに関連したあらゆる最新データの結果が芳しくないことを鑑みて、より明確になっていると言える。私たちは、この耐え難い無気力状態と凡庸さからブラジルを救い出すために、本当の革命を起こす必要がある。
我が国にとり、少なくとも3つの改革が不可欠かつ喫緊のものだ。即ち、政治改革と税制改革、社会保障改革。この3つの改革なくして、国民が必要とする最低限の社会的ニーズに適切に対処し続けることなどできないし、公約を履行しない政界と政治家に対する寛容さは日ごと失われていくことになる。
これらの改革の緊急性を大衆が理解し支援するために、我が国の将来に対し大いに関係することが明白な問題に対し、次の選挙キャンペーン期間中に、教訓的な物語として伝えることが重要になるだろう。この期間、余り賢明でなく扶助政策による父権主義に弱い有権者をだまそうと、相も変わらぬおなじみの空虚で包括的な公約を通じて大流行する、扇動的なスピーチに対抗する必要がある。
私たちがブラジルで達成しなければならない大規模な改革には、特権や助成、恩典を失うことに抵抗する政界と社会、財界における協調組合主義者に対抗する勇気を持った、合法的な裏付けのある勇敢なリーダーシップを持った人物が必要だ。なぜなら、このような改革は、当選するのが男性か女性かは重要ではないが、大統領がこの問題について議論できる時期というのは、当選者の政治的な指導力について疑問が挟まれない就任当初に限られるのであり、そのため、新政権の発足直後に国会へ提出する必要がある。経験的に我々は、もし大統領の就任後最初の6か月間にこの指導力が評価されない場合、立法府での与野党の連立の動き、とりわけ野党が議案提出権に抵抗する力をつけることで、まもなく消滅してしまうことを学んでいる。
政治改革は民主的な制度を完成させるために最初に着手されるべきである。政党の乱立は、多くの場合は明確な思想的バイアスを受けており、明確な代表権やイデオロギーがない。そこで厳格な基準を導入し、最大90日という明確な委任によって、短期間で承認と引き継ぎを行う制憲議会招集することで憲法を改正し、喫緊に改憲すべきなのだ。
社会保障改革も、保健と教育、治安のような優先的な社会政策に対する公共部門の投資金能力の回復という点で将来の公会計のバランスと関係しているため、緊急性が高い。
税制改革は、私が見るところ、私たちの国の経済の未来に対して適切かつ十分であろうとすることは、国家と納税者、連邦政府と州政府、市役所といった様々なレベルで分配上の競合をもたらすため、最も複雑な改革になると思える。「ネイション」には、連邦構成員の間で権利と責任のバランスを改めて定義し、他方で、広範囲かつ抜本的な税制の簡略化を推進するための、新たな連邦協定が欠けている。法規と契約の法的安定性と予測可能性は、民間投資と経済成長を促進するために不可欠な指針なのに。このためブラジルでは、税務当局と納税者の間の税務訴訟が異常な件数に達し、不条理さを晒している。
もし政治家が次の選挙で利己的で近視眼的でありつづけるなら、彼らはこれらの構造改革を実現できない、あるいは率先していくことはできない。次の政権に関して私たちは、さまざまな逆風を乗り越えブラジルを現代的な社会として国際社会との統合を進めるだけの勇気と誇り、そして忍耐力を持った真の政治家の登場を希望している。(2014年4月30日付けエスタード紙)








