【EU=メルコスルが貿易協定は進捗と外相がコメント】

外務大臣は、両経済圏の提案書の交換が数週間以内に実現すると予想する。

ルイス・アルベルト・フィゲイレード外務大臣は7日、自由貿易圏の立ち上げに向けてメルコスルと欧州連合(EU)が提案書を交わす時期は、「もはや今後数週間」の問題であり、「数か月を要する問題ではなくなった」とコメントした。

提案書の交換に向けて両経済圏が合意した2013年12月以降、両経済圏はそれぞれ、地域間交渉の叩き台にする提案書の策定を進めていた。

見通しでは、メルコスル側のリストは5月第3週、ベネズエラのカラカスで開催される加盟国協議でまとめられる予定。

EU側には、ブラジルとパラグアイ、ウルグアイ、アルゼンチンの意向が反映される。 つまりベネズエラは、現状ではメルコスルへの新規加盟に伴う調整期にあるため、除外される。

メルコスル側はこの提案書で、EU側がメルコスルに提示するのと同じ、両経済圏が取引する品目の少なくとも90%を非課税対象とする統一品目リストを策定する意向。

4か国は既に、個別にこの水準を満たしたリストを策定して相互に提出済みである。だが問題は、統一リストに落とし込む今後の作業で、この水準が低下しかねないことだ。

この理由は、センシティブと位置づける品目が加盟国毎に異なるためで、加盟国が持ち寄ったリストに別の加盟国が除外したい品目を含めている可能性がある。

例えばブラジルの場合、関税撤廃品リストに医薬品を含めることには、依然として抵抗がある。

フィゲイレード外務大臣は交渉の詳細についてコメントしなかったが、品目リストの交換が遅れたのはアルゼンチンが原因とする見方については「都市伝説」だと一蹴、同国が足を引っ張っているという噂を否定した。

この日、下院の公聴会に出席した外務大臣は、「提案書策定の最終段階にあるヨーロッパのケースでは、(EUに加盟する)28か国の意見調整が必要だ」と指摘してメルコスル側が必ずしも遅れていないことを証言した。

なお、交渉担当者は、6月までに提案書を完成させる方向で努力している。一連の交渉日程について政府は、ワールドカップが開催される6月中旬までに両経済圏の間で提案書が交換されない場合、交渉は2015年に持ち越されると分析する。

2014年下半期にはブラジルとヨーロッパで選挙が予定されており、これが両経済ブロックの足かせになるとブラジル政府が受け止めているためだ。

「極めて複雑、かつテクニカルな努力であるが、もはや最終段階だ。 欧州側も、時宜に合わせるべく努力することを希望する」とフィゲイレード外務大臣は結んだ。(2014年5月8日付けフォーリャ・デ・サンパウロ紙、フラヴィア・フォレケ/レナータ・アゴスチーニ記者)

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