日伯ビザ要件緩和、鈴木英敬三重県知事のおかげ 

日本出張最終日の前日9月18日、平田藤義事務局長は三重県庁を訪ね、鈴木英敬知事と面談を行った。

歴史的に最年少で知事に就任、戦国時代の勇ましい武将をイメージさせる知事と常々称賛して来た平田事務局長が開口一番、日伯のビザ要件緩和措置がこんなにも早く前進したのは鈴木知事のお陰だと厚く感謝の意を表したのに対し、知事は「皆さまの熱い思いと努力の成果だ。今後もますます日伯交流促進に邁進して行こう」と激励の言葉を述べた。

昨年8月19日、鈴木知事が三重県とサンパウロ州の姉妹提携40周年の慶祝「オール三重」経済ミッション団37人を引率、一連の行事に参加の合間に当会議所を訪問の際、平田事務局長は同知事に日本からの中堅・中小企業の進出促進にあたっても、ビザ免除は欠かせないと訴えていた。
詳細:http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=12082

日本への帰国後、知事はビザ免除化に向け昨年10月末、三重県議会から三ツ矢外務副大臣(三重県選出※)への要望書提出、11月初旬、全国知事会の席上をはじめ法務大臣など関係省庁(11月中旬 麻生副総理への要望)等関係方面に働きかけて来た。※http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=12107

平田事務局長は持参して来た藤井会頭からの同知事へのお礼状を知事に手渡し、折からのNHKや地元新聞社からのインタービューに【過去、ビザに関し日伯の長い歴史の中でこれほど嬉しい事は他にない!日伯間で外交関係を樹立して以来、一世紀以上もの間、親日、親ブラジルの国同士が何故、他国(日本の近隣諸国やブラジル周辺7カ国)の後塵を拝する結果になっているのかは実に理解に苦しむ。ただでさえも地球上最も遠い国を、両国の関係強化において何よりも重要な「人」の動きを相互が抑制するなど外交政策的に最も遠い国にして来た長い歴史に、これでようやく終止符が打てそうだ。経済、文化、芸術など全ての交流に先立ち、何にも増して人の交流が先にあるべきだ!!】と応えた。

(参考)
先般8月2日ジルマ・ルセーフ大統領と安倍晋三総理のブラジル訪問に係る日伯戦略的グローバルパートナーシップ構築に関する共同声明(外務省サイトhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/la_c/sa/br/page3_000875.html)の文中第26項に「ジルマ・ルセーフ大統領は、日本がブラジルの一般旅券所持者に対する数次査証の導入を決定したことに対して感謝を表明し、安倍晋三総理は、ブラジルが日本の一般旅券所持者に対する査証要件緩和の決定を行ったことを歓迎した。また両首脳は、昨年導入された外交・公用査証相互免除措置を歓迎した。」と記されている。

(写真提供: 三重県庁)

藤井会頭からのお礼状を平田事務局長から受け取る鈴木知事

面談の模様

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=39917