第1回機能強化委員会通関ワーキンググループ会合

機能強化委員会は10月14日午後4時から第1回通関ワーキンググループ(WG)会合を開催、大塚未涼委員長他13名が参加した。なお、当日はオブザーバーとして、遠藤諭副領事にもご参加いただいた。冒頭、大塚委員から、機能強化委員会の設立経緯、WGの活動目的等が説明され、今後3~4カ月掛けてブラジル政府に対する改善提案書AGIRを取りまとめていきたいとして、各委員の協力を求めた。続いて各委員の自己紹介が行われ、その後、本WGの進行役、またブラジル政府との政策対話等、対外的な活動時において本WGを代表して種々交渉にあたるグループ長に石嶋勇氏(ブラジルヤクルト商工)が、その補佐役となる副グループ長に森田透氏(ブラジル山九ロジスティクス)が満場一致で選任された。

以降、石嶋グループ長、森田副グループ長の司会により会合が進められ、まずはじめに、当地日系企業に係わる通関分野における問題点として事務局から、ブラジル日本商工会議所がこれまでに実施した会員アンケート調査の中で回答件数の多い項目が順に示され、さらにブラジル産業界の問題認識として、ブラジル工業連盟(CNI)がこのたび大統領候補者に提出した提言事項が合わせて報告され、当地における通関問題について委員間での共有が図られた。その後各委員から、煩雑な通関手続きやブラジルコスト、税関手続きの遅延、中古機械の輸入許可基準が曖昧であるなどの問題点が提起され、改善策の取りまとめに向け委員間で活発な議論が行われた。次回会合は11月4日に行われる予定。

出席者 :

 グループ長/石嶋勇氏(ブラジルヤクルト商工)

 副グループ長/森田透氏(ブラジル山九ロジスティクス)

 委員/矢田俊夫氏(日本郵船ブラジル)、森川金範氏(豊田通商ブラジル)、於保ネルソン氏(JEOL ブラジ

ル)、辻本希世氏(ジェトロ・サンパウロ)、野地将則氏(ブラジル三菱商事)、小林浩行氏(ブラジル三菱商事)

 機能強化委員会/大塚未涼委員(ブラジル三井物産)

 在サンパウロ日本国総領事館/遠藤諭副領事

 事務局/平田藤義事務局長、天谷浩之アドバイザー、吉田章則調査員

 

 

 

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