サントス港湾インフラ視察会に48名が参加

2014年10月24日、運輸サービス部会(森田透部会長・山九ロジスティクス)主催のサントス港湾インフラ視察会に48名が参加し、朝7時にサンパウロを出発した。まず最初に、昨年オープンしたばかりのサントス港で最も近代的なコンテナターミナルであるBTPターミナルを訪れた。その会議室では、アラン・レアー ダイレクターより、当ターミナルのプレゼンが行われ、その後、川手純一運輸サービス副部会長(ブラジル日本郵船)より日本語での説明が行われた。また、外資の入ったこのような新ターミナルの開設により、各ターミナル間での使用料の競争原理が成り立ち、コストの改善も見られていると川手副部会長(ブラジル日本郵船)の説明の後に、バスでBTPターミナルを視察した。その後一行は、スクーナーに乗り、ブラジル日本郵船の矢田俊夫ダイレクターからの詳しい説明を受けながら、南米一の港湾で、ブラジル国内でコンテナ貨物の約50%を取り扱っているサントス港湾のインフラを海上より見学した。昼食は、サントスきっての絶景地サンヴィセンテIlha Porchatにて行われた。昼食後、バスで帰途に着き、サンパウロ市内で解散となった。

参加者からは、BTPターミナル視察では、通関や港の遅延問題が解決しているような印象を受けたことや、港で積み出されたコンテナを内陸部に運送する陸路インフラについてはまだ未整備であるのではないかなどの意見も交わされた。

同部会主催のサントス港湾インフラ視察会は昨年9月にも行われており、今回が2回目となる。

(Fotos: Akinori Yoshida/CCIJB)

プレゼンを行うアランBTPダイレクター

日本語での解説を行う川手運輸サービス副部会長

BTPターミナル事務所前にて記念撮影

森田運輸サービス部会長

スクーナーからサントス港を見学

スクーナー内で説明を行う矢田ブラジル日本郵船ダイレクター

 

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