インフラWGに11人が参加して勉強会を開催

機能強化委員会(村田 俊典委員長)のインフラWG(室澤智史グループ長)のユーザー分科会は、2015年2月6日午後1時30分から3時までデロイトのクリスティーナ・シモン氏を講師に迎えて勉強会を開催、インフラプロジェクト遅延改善など提案書作成のために、ブラジルのインフラプロジェクトの規制作成や組織などを更に理解するために、テーマ「ブラジルにおけるインフラ投資チャンス」と題して、鉄道インフラ投資では連邦政府の2013年から2017年の5カ年計画として鉄道ネットワークの構築、HSTプロジェクト、南北鉄道、東西鉄道などがあり、5年間で1万1,000キロメートルの鉄道工事に総額560億ドルを投資する。

運輸省傘下の国家陸路輸送庁(ANTT)並びにブラジル鉄道施術建設公社(VALEC)、ロディスティック計画公社(EPL)の設立並びに目的、役割、現在建設中のマット・グロッソ州並びにゴイアイス州、ミナス州、サンパウロ州の鉄道路線、公立銀行によるクレジットは最大70%、最高金利は長期金利プラス2.0%などを説明した。

またブロクラシーや規制を大幅に改善してコスト削減で競争力をつけるために2013年から2017年の5カ年計画では、港湾の民営化の推進のための新規則の作成、第一次計画ではサントス港湾やパラー州港湾などの30カ所の港湾整備に30億レアルを投資、第2次計画では年間5140万トンの貨物取り扱いに32億レアルを投資して、パラナグア港並びにサン・セバスチャン港、サルバドール港、アラツ港を整備、国家水上輸送庁(Antaq)は水上輸送の規則の策定とオペレーションの監督を目的に2001年に設立、建材進行中の港湾建設ではセアラー州のペセン港、ミナス州の河川の港湾整備、パラナ州のパラナグア港、都市交通インフラ投資では5年間に588億レアルを投資して地下鉄、モノレール、BRT 、LRTなどを建設、主なプロジェクトとしてサルバドール市の地下鉄、サンパウロ20号線、PPPによるサンパウロ州の都市間鉄道、サントス市近辺のLRT、ソロカバ市のBRT、リオ市のコルコバード鉄道、ベロ・オリゾンテとコンフィン空港間のモノレール、PPPによるフォルタレーザ市東部地下鉄などを説明した。

参加者は中島副グループ長(ブラジル三菱重工業)  、クリスティーナ・シモン氏(デロイト)、池谷氏(デロイト)、森重氏(デロイト)、星野氏(ブラジル三井住友銀行)、菊池氏(丸紅)、松井氏(伊藤忠ブラジル会社)、森田氏(東芝)、天谷アドバイザー、吉田調査員、大角編集担当

左から池谷氏(デロイト)/クリスティーナ・シモン氏(デロイト)

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