繊維部会に11人が参加して開催

繊維部会(田中 雅春部会長)は、2015年8月6日午前9時から11時まで11人が参加して開催, 8月20日午後にマクソウドホテルで開催される2015年下期の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、参加者は各自が作成したドラフト資料を基に2015年上期の回顧と下期の展望をそれぞれ発表した。

2015年上期の回顧では電力料金の値上げによるコスト上昇、人件費の高騰、継続するインフレ抑制のための金融引き締め政策、歯止めがかからないレアル安の為替、アパレル業界は過去10年間で最悪の販売、昨年の年末商戦の不発から継続するカーニバルや母の日、恋人の日と続く販売不振、上級棉の不足予想、国内経済の低迷や失業不安による一般消費の低下、国内企業の輸出競争力の更なる減少、水不足による紡績業界への悪影響などが挙げられた。

2015年の下期の展望では、10%を上回る今年の綿花生産減少の価格への影響、レアル安の為替や貿易の動向、インド綿糸の動向、ラヴァ・ジャット作戦による政治動向、今後数年続く可能性のある国内経済の停滞、輸出奨励策や減税政策の動向などが話題となった。

参加者は田中部会長(日清紡)、豊田副部会長(ユニチカ)、山本副部会長(東洋紡)、柴垣氏(サンヨーテックス)、横山氏(オオミ繊維)、青山氏(クラシキ)、平池氏(東レ)、藍原副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、天谷アドバイザー、大角編集担当

左から山本副部会長(東洋紡)/豊田副部会長(ユニチカ)/田中部会長(日清紡)

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=40940