電気電子部会に13人が参加して部会長シンポジウム発表資料作成で意見交換

電気電子部会(三浦修部会長)は、2015年8月7日午後3時から5時まで13人が参加して部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換を行った。

015年上期の回顧では、ペトロブラス関連企業からの売掛金の改修の遅れによる資金繰り悪化、高騰を続ける人件費による収益性の悪化、為替悪化で価格転嫁、ブラックフライデーに移行する小売販売、Selic金利引き上げに伴う銀行金利の上昇、治安悪化への対策、ローカルコンテンツ規 制の対応、保護貿易主義、アルゼンチンのセーフガード、安価な中国製品による打撃、価格競争力で太刀打ちできない韓国製品、上昇が止まらないブラジルコスト、レアル安の為 替によるコストアップ、ワールドカップ特需のテレビ購入、マナウスフリーゾーンへの投資拡大、法定賃金上昇率によ り固定費増加、好調な安価なスマートフォン販売などが話題となった。

2015年下期の展望では、ドル高為替の動向、リセッションの影響を社内構造改革でのリカバリー、ペトロブラスの汚職関連企業の投資減少、企業経営者並びに一般消費者の景況感の大幅悪化、レアル通貨下落による原材料コストの高騰、予想がつかないインフレ指数の上昇、更なる緊急財政政策の導入、2016年オリンピック関連事業への期待、クレジットの与信強化並びに景況感、失業率悪化による家電販売の低迷、減税政策中止による新車販売など全般的に低迷が避けられない経済活動などが挙げられ、早急な景気回復は期待できない点で参加者の意見が一致していた。

参加者は千野部会長(ソニー)、高田副部会長(NECラテンアメリカ)、磯村副部会長(エプソン パウリスタ)、篠原氏 (パナソニック)、伊豆山氏(CIS Eletronica)、正田氏(Yokogawa America do Sul)、大塚氏(キャノン)、大沢氏(キャノン)、中富副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、天谷アドバイザー、吉田調査員、大角編集担当

左から高田副部会長(NECラテンアメリカ)/磯村副部会長(エプソン パウリスタ)/千野部会長(ソニー)

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

 

 

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=40946