サンパウロ市で技能五輪が開催

8月12日から4日間アニャンビー会場で技能五輪の幕が切り落とされた。世界60か国から1230名の選手が参加、サンパウロ大会は中南米で初の大会だ。ブラジルの参加は日本の第11回大会参加に比べ31年遅れの第27回からである。今回の第43回の競技種目は50種目におよび日本は40種目に参加、選手団は当所サイトにアップ会議所会員企業に広く紹介した。 関係企業の現地法人から応援に繰り出し小旗の日の丸を片手に選手たちを見守り静かに激励する事になっている。中央職業能力開発協会の山田亮 理事(団長)、奥村伸人 部長、秋本洋 総務課補佐(公式代表)、蛭子領事(厚労省から出向)が平田事務局長を表敬訪問、事前の広報サイトアップや受け入れ活動などに対しお礼を述べた。

平田事務局長は去る7月の昼食会にSENAI(全国産業職業訓練機関)サンパウロ支部渉外担当部長/技能五輪国際大会2015年委員会渉外副委員長のロベルト・スパーダ(Roberto Spada)氏を招聘、今回の技能五輪について講演頂いたことや会議所の渉外広報委員会(近藤委員長・ブラジルトヨタ社長)、相互啓発委員会(安田委員長・安田損保社長)が担当、この技能五輪がブラジル人ワーカーの人材育成強化に繋がる事に言及、ジウマ第一次政権が進める、国境なき科学(Ciencia sem Fronteiras :以下「 CsF)」も重要であるが、製造業の競争力向上には技能工養成も極めて重要であると認識を示す一方、近年SENAIとの交流を重ねている事を強調した。(国境なき科学:産業技術を担う人材育成のため、2011年から2015年までの5年間に10万人の理系分野の学生を外国に留学させる奨学金プログラム)

今、アニャンビー会場の相互啓発委員長は広い会場の中で、日本選手をはじめ参加選手が集中して競技に取り組んでいる姿勢がひしひしと伝わってきました。まさにモノづくりの基本に立ち返り、その大切さを再認識した思いであり、日本ブースにも立ち寄り、中央職業能力開発協会の方にもご挨拶をしてお礼を述べた。

     

会場入り口                          日本代表事務局

     

競技の様子

  

(写真:相互啓発委員会)

渉外広報委員会の東崇徳副委員長(トヨタ)は2015年8月11日のオープニングセレモニーに参加、非常に、ブラジルらしく華やかで盛大なセレモニーで来年のリオオリンピックのプレオリンピックのような盛り上がりを見せていたと感想を述べている。

(写真:渉外広報委員会の東崇徳副委員長)

左手前から平田藤義事務局長/蛭子英稔領事/中央職業能力協会総務部総務課の秋本洋課長補佐(ワールドスキルズインターナショナル 日本公式代表)/山田亮常務理事/奥村伸人技能振興部長

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

 

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