自動車部品セミナーと商談会に参加

ジェトロ・サンパウロ事務所(大久保敦所長)主催の自動車部品ミッション団は、2015年10月20日、Royal Jardim Boutique Hotelにて、自動車分野での投資・ビジネスセミナーとミッション団とローカル企業による商談会が行なわれ、カマラからは平田事務局長、天谷アドバイザー、そして吉田調査員が参加した。

午前に開催されたセミナーでは、ブラジル開発商工省製造開発局(MDIC/SDP)のMario Jose das Neves投資担当、ブラジル輸出投資振興庁(APEX)のRodrigo Gedeon de Melo投資担当、そしてブラジル自動車部品工業会(SINDIPEÇAS)のRicardo Andre Jacomassi経済アドバイザーによる講演が行なわれ、ブラジルの自動車分野への投資について、ブラジル政府として注目している燃料効率化や安全に関わる部品産業、そしてブラジル工業会からは不足している電子部品産業などにチャンスがあるとの説明があった。セミナーの質疑応答で天谷アドバーザーは、カマラが取り組んでいるAGIRについて触れ、特に産業競争力強化・中小企業支援WGの議論では、ブラジル自動車産業の技術レベルが日系自動車メーカーの求める技術レベルにも満たないサプラーやーもあり、Tire2やTire3産業の育成施策や技術協力の重要性を述べ、ブラジル政府も理解を示していた。

また午後の商談会会場には、日本からの自動車部品ミッション団に興味を示していた多くのローカル企業が会場に足を運んでいた。各企業とも限られた時間での商談というころもあり、ジェトロ・サンパウロ事務所のきめ細かい対応や通訳の同行などもあり、会場は活気であふれていた。

ローカル企業による商談会の様子

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=41159