食品部会主催のMNグループ社工場見学会

去る2017年5月20日(土)食品部会(藤江太郎部会長)主催によるMNグループ社工場見学会が開催された。40人余りの参加者は早朝サンパウロ市を出発、約1時間半後にモジ・ダス・クルーゼス市にあるMN社に到着、松田典仁会長に出迎えられた。同社は当会議所会員企業でもある。

レクチャールームでは軽食&ウェルカムコーヒーがサーブされ、松田会長によるプレゼンが行われた。松田会長は1982年プロポリスの調査・研究をはじめ、それから10年後法人を設立、2002年にはCETAL食品分析センターを創立、2005年にはオーガニック・マンジオッカを原料とする本格焼酎の生産開始、2012年MNラーメンを開店、2年後にはMNどんぶりを開店するなど、常に多角化を図り、着々と事業を拡大している。また、経営哲学や、人生論、社員教育に至るまで、情報盛り沢山なレクチャーとなった。松田会長のプレゼン後、藤江部会長より感謝プレート、会議所編2016年度版現代ブラジル事典並びにブラジル略語集が松田会長に贈呈された。

続いて、2グループに分かれCETAL食品分析センター、プロポリス工場、焼酎工場を見学した。MN社では日本の品質規格を参考に独自の品質基準を作成、輸出品にはCETAL食品分析センターで品質確認を行った後、品質保証書と共に分析試験成績書を添付し各国に向けて販売しているという。プロポリス工場、焼酎工場では全ての生産過程が説明された。食品分析センターは1万2百平方メートル、プロポリス、焼酎工場は1万4千2百平方メートルの敷地に設置されており、MNグループ全体で現在110人余りの従業員を雇用している。

見学会の後、モジ市内にあるMNラーメン店で同店が誇る本格的豚骨ラーメンや餃子などを試食、昼食後、モジ市を後にした。快晴に恵まれ、有意義な見学会となった。

<感想> 食品部会
松田社長のご説明を聞き、40代で起業してそこからプロポリス事業・分析事業・食品事業と事業を拡大されてきたその起業家精神に感銘を受けました。また、明確な分析技術に裏付けされた品質・安全へのこだわり、人を大切にする姿勢、そしてそれに基づく新たな挑戦をするチャレンジ精神は私達も見習う所が多いと感じています。若くしてブラジルに移民で来られ、幾多の困難を乗り越えながら夢を実現し、さらにその先を追い求め続ける姿勢はブラジルで働く日本人の一人としてとても励みになりました。
最後に、今回の様にブラジルで活躍する企業・人を知る事が出来る機会は貴重であり、また食品の体験(ラーメン)もあってとても楽しく有意義な時間を過ごす事が出来ました。ご企画頂いた皆様に感謝申し上げます。

MNグループ工場前で集合写真

プレゼンを行う松田会長

松田会長に感謝プレートを贈呈する藤江部会長

MNプロポリス工場の前で(左から平田事務局長、松田会長、藤江部会長)

モジ市内のMNラーメン店にて

MNラーメン店にて本格派ラーメンを堪能

 

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