インダストリー4.0促進プログラムの発表セミナーがFIESPにて開催

2017年9月29日、サンパウロ州工業連盟(FIESP)本部にてインダストリー4.0促進プログラム(Programa Rumo à Indústria 4.0)の発表セミナーが開催された。本プログラムはFIESP、サンパウロ州工業センター(CIESP)、全国産業職業訓練機構サンパウロ支部(SENAI-SP)並びにブラジル商工サービス省(MDIC)の傘下にあるブラジル産業開発庁(ABDI)のブラジル官民合同事業。

リカルド・テーハSENAI-SP技術部長、ルイス・アウグスト・デ・ソウザ・フェレイラABDI総裁、ラファエル・モレイラMDIC特別補佐官、ジョゼ・リカルド・ロリース・コエ-リョFIESP副会長らがスピーチを行った後、インダストリー4.0に関する専門家らが講演を行った。

同プログラムは企業や民間人を対象にインダストリー4.0のコンセプトをセミナー、ワークショップなどを通じて広く紹介、説明することを主目的とし、ブラジルにある民間企業のインダストリー4.0到来への対応準備状況や期待などについてのアンケート実施やホットサイトの立ち上げなど様々なツールを活用しブラジル国内でのインダストリー4.0の認知度を深める事に努めるという。

インダストリー4.0は製造業の高度化を目指すコンセプトで、生産工程や流通工程のデジタル化により、生産や流通の自動化、バーチャル化を大幅に高めることで、生産コストと流通コストを極小化し、生産性を向上させることを狙いとしている。

商工会議所からは平田藤義事務局長が出席、ルイス・アウグストABDI総裁は開会スピーチで事務局長に対し、今後本件に関し、日本企業の協力も期待していると述べた。

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