メディカル分科会開催

メディカル分科会(高柳分科会会長)は、2019年2月12日16時15分から、商工会議所大会議室にて分科会会合を開催、25名が参加し活発な議論が交わされた。はじめに、高柳分科会会長から、昨年度の活動内容の取りまとめについて、一昨年開始したANVISAとの政策対話会合のみならず、昨年はINMETROとの政策対話会合を開始、更には欧米企業も参画する医療機器輸入組合(ABIMED)とも連携しながら、規制改善に向けたブラジル政府への政策提言活動についての説明が行なわれた。

次に、昨年末にINMETROから要請されてた定量データ収集の進め方について、他国と比較したデータの収集や、ブラジル規制のハードルについて、どのような情報が有効か、どのように数値化できて、どのようにブラジル政府にインパクトのある提言ができるかについても話し合いが行なわれた。同時に、日本側の経産省にて、メンバー企業に対してブラジルの医療機器規制に関するヒアリングが行なわれており、その目的や協力内容についても、説明が行なわれた。

さらに、AGIR提言書のアップデート、クラス分類しての製品毎のデータ、収集するデータのフォーマット作成、欧米企業との連携などについて、具体的な議論が行なわれた。また、日伯貿易投資・産業協力合同委員会(貿投委)で、メディカル分野について議論されたのは2014年で、それ以来議題に上がっておらず、貿投委の場を活用していくことも一つとの意見も出された。ANVISA、INMETROとの政策対話のみならず、その他多くの場で、改善提案を言い続けていく活動を継続していくことが話し合われ、昨年からのモメンタムを維持し、今後も活発な分科会活動を実施していくことが約束された会合となった。

参加者は、高柳分科会長(島津製作所)、的場氏(島津製作所)、田川副分科会長(フジフイルム)、塩田氏(フジフイルム)、水谷副分科会長(パラマウントベッド)、三好副分科会長(テルモ)、本川副分科会長代理(日本光電)、波多野氏(朝日インテック)、小松氏(HOSS建設)、八柳氏(GSIクレオス)、西脇氏(コニカミノルタ)、板垣氏(パナメジカル)、松吉氏(オムロン)、山田氏(オムロン)、近藤氏(タカラベルモント)、3Dマトリックス(中山氏)、岩瀬氏(ジェトロサンパウロ)、辻本氏(ジェトロサンパウロ)、古木氏(ジェトロサンパウロ)、斉藤氏(JICAサンパウロ)、上田領事(サンパウロ総領事館)、柳沢氏(サンタクルズ病院)、平田事務局長、吉田調査員。

 

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