第1回ブラジルインダストリー4.0会議がFIESPにて開催

2017年12月5日、サンパウロ工業連盟(FIESP)大講堂で第1回ブラジルインダストリー4.0会議が開催された。

本会議はFIESP、サンパウロ州工業センター(CIESP)、全国産業職業訓練機構サンパウロ支部(SENAI-SP)並びにブラジル商工サービス省(MDIC)の傘下にあるブラジル産業開発庁(ABDI)のブラジル官民合同イベント。

ジョゼ・リカルド・ロリース・コエ-リョFIESP副会長、ルイス・アウグスト・デ・ソウザ・フェレイラABDI総裁、パウロ・ハベーロ・デ・カストロ社会経済開発銀行(BNDES総裁)、パウロ・スカフィFIESP会長らがスピーチを行った後、インダストリー4.0に関するブラジル国内外の専門家らが講演を行った。

インダストリー4.0は製造業の高度化を目指すコンセプトで、生産工程や流通工程のデジタル化により、生産や流通の自動化、バーチャル化を大幅に高めることで、生産コストと流通コストを極小化し、生産性を向上させることを狙いとしている。

商工会議所からは平田藤義事務局長が出席、去る7月開催された「インダストリー4.0促進プログラムの発表セミナー」の際と同じく、ルイス・アウグストABDI総裁はスピーチで平田事務局長に対し、本件に関する当会議所の協力に対し感謝を述べた。

会場の入り口にはインダストリー4.0に対応するサービスや機材を紹介する展示スペースが設けられ、翌日6日にはインダストリー4.0に適応したプロフェッショナルを育成するサンパウロ州サン・カエターノ・ド・スール市のSENAI “Armando de Arruda Pereira”校への見学会も行われた。

会場入り口展示会にて展示物を見学する平田事務局長

パネルディスカッションの模様

第1回ブラジルインダストリー4.0会議はFIESP大講堂で行われた

 

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