ウルグアイ政府の観光産業振興政策

ウルグアイのベンジャミン・リベロッフ(Benjamín Liberof)観光省副大臣が来伯、同国の観光産業振興策についてブラジル在住の日本人、日系人をターゲットに精力的に意見交換を行っている。

2日夜、SP市内のウルグアイ人が経営するレストランに日本および日系のマスコミ報道関係者を招待、サンパウロ市内から空路2時間の距離に位置、メルコスール(南米共同市場)の臍として機能するモンテビデオ空港およびプンタデルレステ観光地を紹介、参加者からブレーン・ストーミング(BS)を通じ忌憚のないアイデアなど懇談を行った。

この懇談会にはベンジャミン副大臣以外に在サンパウロ・ウルグアイ総領事館のFlavia Pisano総領事、Melissa Rosano首席領事、観光省広報局担当官のMaríella Volppe 等が出席した。(フラヴィア総領事やメリッサ首席領事は昨年、当所の7月昼食会に同国の経済財務省のパブロ(Pablo Ferreri)事務次官と伴に参加)

昨年、平田事務局長はベンジャミン氏が観光省の副大臣として、会議所訪問を受けた事があり、今回も日伯間において不可欠となっている観光ビザのフリー化について意見交換を行った。日本からのブラジルへの観光客の延長線上にウルグアイ観光がある事も強調、相乗効果が期待できる筋書き案が背景にある。

ブラジル周辺7か国(ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチン、チリ、ペルー、コロンビア、ヴェネズエラ)に限らず、韓国・ブラジル間がビザフリーなのに対し、日伯外交関係樹立120年余、さらに移民110周年を経た今なお、日伯間においてはビザがフリーに至ってない現実を直視、「人、物、金」が動く日メルコスールEPA(経済連携)協定の中に、やがて組み込まれるであろうビザ問題を採り上げ、ウルグアイ政府の支援・協力をお願いした。

Fotos: Fernanda Bertin

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=44033