第2回インフラ協力会合作業小部会に政策対話委員会・インフラWGが出席、AGIR提言を行なう

2018年6月20日、21日の2日間に渡り、日伯インフラ協力会合作業小部会がブラジリア(於:企画省内)にて開催され、プレナリーセッションにおいて、政策対話委員会は、インフラWGで取りまとめているAGIR提言書にある改善提案を行った。

AGIR提言で取り上げている項目としては、外貨導入によるインフラ整備の促進、工事遅延等回避に向けた改善提案、インフラ投資案件のコンプライアンスリスクにおける責任の明確化、プロジェクトのモデリング作成への協力、入札条件における官民リスク分担の適正化や質の高いインフラ評価基準の導入、電力の効率的利用の促進や規制・ルールの改善があり、項目ごとにWGメンバーが発言する形で改善を訴えた。

ブラジル側は、特に外資規制についてはマクロ経済に与えるマイナスの影響を慎重に精査する必要があるとし、今後日伯で協力してできる改善提案を検討していくこととなった。全体セッションの次に、個別セッション(上下水道、エネルギー、鉄道、ICT、ファイナンス)も開催され、それぞれの政府担当官のプレゼンが行なわれた後、オープンディベートのセッションがあり、活発な議論が行なわれた2日間となった。

当会議所からは、村田政策対話委員長(双日ブラジル)、斉藤インフラWGグループ長(JICAブラジル事務所)、池谷インフラWG副グループ長(DELOITTE)をはじめ、WGメンバーを中心に参加した。

在ブラジル日本大使館ホームページ http://www.br.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000859.html

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=44637