ブラジル資源大手ヴァーレ社の2018年第2四半期の鉄鉱石生産は、5月下旬から11日間継続したトラック運転手の国道封鎖抗議デモによるロジスティック問題発生にも関わらず、自社の鉄道網や港湾施設稼働で前年同期比5.3%増加の9680万トンで記録を更新している。
昨日16日の中国青島港での1トン当たりの含有量が62%の鉄鉱石価格は64.56ドルであったが、含有量が65%に達する高品質の鉄鉱石は、平均価格を20.2ドル上回るプレミアムを付けている。
また今年第2四半期の鉄鉱石販売は前年同期比5.8%増加に相当する7,329万トンを記録、粉状の鉄鉱石を焼き固めた鉄鉱石ペレット販売も6.0%増加の1,323万トンに達している。
前記同様に第2四半期のマンガン鉱石生産は17.0%減少の42万1,000トン、石炭は5.5%減少の287万1,000トン、マンガン鉱石販売は39.0%減少の23万9,000トン、石炭販売は19.6%減少の251万トン。
第2四半期のニッケル鉱生産は0.3%増加の6万6,000トン、銅鉱生産は2.9%減少、コバルトは7.8%減少を記録、石炭販売は19.6%減少、ニッケル鉱販売は13.7%減少、銅鉱販売は8.0%減少している。(2018年7月17日付けヴァロール紙)