7月の懇親昼食会ではビジネスチャンスに溢れるアスー港湾やモジ市を紹介

7月の定例懇親昼食会は、2018年7月20日正午から午後2時まで国家輸出加工区審議会のThaise Dutra局長などの特別ゲストを迎えて、チボリホテルに120人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務めた。

初めに特別ゲストとして、会議所での講演が3回目となる国家輸出加工区審議会(CZPE)のThaise Dutra局長、リオ・デ・ジャネイロ州経済開発局のPaulo Renato Marques次長、リオ州国際関係局のBruno de Queiroz Costa次長、サンパウロ州モジ・ダス・クルゼス市のMarcus Melo市長、モジ市のペドロ・コムラ議長、Prumo Logística社のJosé Magela Bernardes CEO、明治大学の小林正美副学長並びに同商学部の中林真理子教授が紹介された。

初めに平田事務局長の要請で、去る6月28日から7月8日頃にかけて、西日本を中心に北海道や中部地方など全国的に広い範囲で記録された台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨で、200人強の方々が亡くなられた。ご家族や関係者の方々の悲しみはいかばかりのものかと察せられます。本日の昼食会に先立ち、この豪雨にて犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表して、参加者全員が黙祷をささげた。

松永愛一郎会頭は会頭報告として、7月3日、日メルコスールEPA準備タスフォース第6回会合開催。今回の第6回会合には、アルゼンチン、パラグアイ、南伯の日本商工会議所代表、経団連の大前孝雄企画部会長が参加、来週23日、24日東京で開催される第21回日伯経済合同委員会開催を前にEPA準備タスクフォースの動き、今後のスケジュール、企業の声を吸い上げEPAの必要性が明らかになった意識調査結果などについて各部会の代表者と共に意見交換を行った。官側からは野口総領事が参加して閉会挨拶を頂いた。 私は会議所会頭として、日伯経済合同委員会で調査結果を発表しながらEPA交渉開始の必要性を訴える予定。 今回会合には通常のタスクフォースメンバーに加えてメルコスール各国会議所の代表者も出席、これまでの活動とこれからの流れを総括的に取り纏め、メルコスール全体の連携体制を一層強化できた。調査結果は当会議所のホームページ内の日・メルコスールEPAの特設ページをアクセスで可能。 このページにはその他、日メルコスールEPAに関するデータが盛り込まれており、メルコスール4ヶ国共通のプラットフォームとして、誰もがいつでもアクセスできるようにオープンにしてあるので活用し下さいと説明。

7月5日、日伯法律委員会(藏掛忠明委員長)並びにコンサルタント部会(西口阿弥部会長)共催による2018年上期税制変更に関するセミナーをマクスードプラザホテルで開催、110人が参加。 会員企業であるコンサルタント会社や弁護士事務所の専門家が直近の税制に関する変更や改定について説明。

今回うれしい知らせとして、当ブラジル日本商工会議所は、日本の外務省より団体として外務大臣表彰を受ける。 当会議所は1940年に日伯貿易の拡大に伴い設立、今日に至るまで進出する日本企業の事業活動を後押ししている。ウジミナス製鉄所をはじめ、セニブラ、アマゾンアルミ等、ブラジルへの多大な貢献となった日伯合同プロジェクトや当地での日本デジタルテレビ方式採用、両国間の社会保障二重払い防止協定締結の一翼を担った。

また、近年は、日伯経済合同委員会や日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会等にて、ビジネス環境における障壁を取り除くべくブラジル政府に対し提言を行うなど、日伯経済関係及び友好親善の促進に貢献していると功績が認められた。 日本政府には改めて御礼申し上げるとともに、この受賞を励みに今後も当会議所が日伯経済関係強化に益々貢献できるよう、会員の皆様にも引き続きの協力要請を松永会頭は行った。

総領事館からの報告として、野口総領事は、ブラジル日本商工会議所の外務大臣表彰、眞子内親王殿下は今月18日からブラジル各地を訪問。また数万人が集まるブラジル各地の次いで日本移民110周年記念行事に参加。今月20日かラ22日まで開催される日本祭りへの参加、また23日午後1時からサンパウロ市内やマナウスフリーゾーンを視察予定などについて説明。サンパウロ市の日本祭りには20万人参加予定。サンパウロ州内には数万人以上集まる日本祭りが数多くあり、4月7日のモジ市の秋祭りをはじめマリリア市、オザスコ市、サン・ベルナルド・ド・カンポス市、ガルサ市で開催。ジャパンハウスで開催中の無印良品フェアは非常に好評で2週間延長。日本移民110周年を記念して8月上旬の早稲田大学野球部の親善試合などについて説明した。

連絡事項では、大久保敦 企画戦略委員長は、2018年下期業種別部会長シンポジュームについて、各部会では発表資料作成で部会開催。テーマは:「2018年上期の回顧と下期の展望」、副題: 「大統領選を直前に控えて〜変化の時期への準備と戦略は」で行う。8月23日午後1時から6時までマクソウドプラザホテルで開催。記録更新となる220人の参加者数を目標にしていると結んだ。

代表者交代挨拶では、TORAY DO BRASIL LTDA.の平池 晋社長は、2014年3月着任で4年4カ月があっという間に過ぎた。ブラジルには1970年に合成繊維製造で進出したが、ハイパーインフレなどの悪影響で休眠中となっていたが、2006年に輸入販売で再スタート。2014年のワールドカップでブラジルがドイツに7-1で負けてから経済が悪化しているが、最近は徐々に回復。今後はサンパウロでアドバイザーとして勤務すると述べた。後任の大谷 直之社長は、入社以来日本で30年間勤務、その後中国上海、香港にそれぞれ3年間勤務。4カ月かかって労働ビザ取得、3カ月かかって引越荷物がついてスタートができると説明。平田事務局長は、労働ビザ取得に4カ月もかかっているために、官民一体でのビジネス環境改善の必要性を強調した。

新入会員の紹介では、RAKKI COMERCIO DE VEICULOS LTDA.のVinicius Butoloセールスダイレクターは、四輪・二輪メーカーSUZUKIのブラジル代表RAKKIの事業、販売製品、生産工場、ディーラー網、主なショールーム拠点などについて説明した。

3分間スピーチでは、PwC Brasil社ブラジル日系企業ビジネス・サポートの坂間カロリーナ リーダーは、日本移民110周年記念の第4弾PwC Brasilの3カ国会計用語集について説明。João Corte-Realジェネラルダイレクターは、ホテル・チヴォリ・サンパウロ・モファレッジの便利なロケーション、プレジデンシアルスイートルーム、パークスイートルーム、レストラン&バー、プール、SPA設備などについて説明した。

松永会頭は講師歓迎の辞に続いて、Marcus Mello サンパウロ州モジ・ダス・クルゼス市長は、「モジ・ダス・クルゼス市の投資誘致」について、 モジ市の人口の8.0%は日系人が占めて、人口比率ではバストス市に次ぐ。 モジ市で企業設立に要するのは僅か1か月以内で可能とビジネス環境の利点を説明。また企業進出に対する優遇税制、飛びぬけて有利なアクセス環境、タボアン工業団地、コクエラ工業センター並びにセザール・デ・ソウザ工業センター、ブラス・クーバス工業センターのそれぞれの特徴やアドバンテージ、市中心街のニューコンセプト、高度で豊富な労働力供給など投資には最適の同市を紹介した。

タイゼ・ドゥトラ 国家輸出加工区審議会局長は、9月13日の東京での輸出加工区(ZPE)説明会について説明、続いてPrumo Logística社のJosé Magela Bernardes CEOは、「アスー港コンビナート: ビジネスチャンスにあふれる港」について、ラテンアメリカ最大のアスー港コンビナートとヨーロッパ港湾2位にアントワープ港の規模の比較、南東部地域における戦略的立地条件、PRUMO社の事業体制、コンビナート内の顧客・パートナーの事業内容、港湾ターミナル、原油ターミナル、多目的貨物ターミナル、石油・ガス産業用統合サービスターミナル、アスー港ZPEのメリット、アスー港湾コンビナートのプロジェクト概要、アスー港湾の戦略的立地などについて説明した。

Pdfモジ・ダス・クルーゼス市プレゼン資料(英語)

Pdfアス―港プレゼン資料(日本語)

Pdfアス―港プレゼン資料(ポル語)

CEO da Prumo Logística, José Magela Bernardes, presidente da Câmara, Aiichiro Matsunaga e o prefeito de Mogi das Cruzes, Marcus Melo (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

Carlos Wada (diretor-presidente da MN Própolis), Clodoaldo de Moraes (secretário de Desenvolvimento Econômico e Social de Mogi das Cruzes), Pedro Komura (presidente da Câmara Municipal de Mogi das Cruzes), Marcus Melo (prefeito de Mogi das Cruzes) e Aiichiro Matsunaga (presidente da Câmara)

Paulo Renato Marques (subsecretário de Desenvolvimento Econômico do Estado do Rio de Janeiro), José Magela Bernardes e Joyce Mercês (CEO e do Desenvolvimento de Negócios da Prumo Logística), e Fujiyoshi Hirata (secretário-geral da Câmara)

Clodoaldo de Moraes (secretário de Desenvolvimento Econômico e Social de Mogi das Cruzes), Yasushi Noguchi (cônsul-geral do Japão em São Paulo) e Marcus Melo (prefeito de Mogi das Cruzes)

Pedro Komura (presidente da Câmara Municipal de Mogi das Cruzes), Marcus Melo (prefeito de Mogi das Cruzes), Aiichiro Matsunaga e Fujiyoshi Hirata (presidente e secretário-geral da Câmara)

José Ribamar Vieira de Araujo Júnior (analista de comércio exterior da Coordenação Geral de Investimentos do MDIC), Akeo Uehara Yogui (diretor-presidente da Enkyo – Beneficência Nipo-Brasileira de São Paulo) e Roberta Maia (diretora da Secretaria de Desenvolvimento Econômico do Estado do Rio de Janeiro)

Hiroyuki Tanabe (diretor-presidente da Cerâmica e Velas de Ignição NGK do Brasil), Marcus Melo (prefeito de Mogi das Cruzes) recebendo placa de agradecimento de Aiichiro Matsunaga (presidente da Câmara)

Thaíse Pereira Pessoa Dutra (secretária-executiva do CZPE), José Magela Bernardes (CEO da Prumo Logística) recebendo placa de agradecimento de Aiichiro Matsunaga (presidente da Câmara), e Paulo Renato Marques (subsecretário de Desenvolvimento Econômico do Estado do Rio de Janeiro)

Yasushi Noguchi (cônsul-geral do Japão em São Paulo) e Aiichiro Matsunaga (presidente da Câmara) recebem brindes de Joyce Mercês e José Magela Bernardes (do Desenvolvimento de Negócios e CEO da Prumo Logística)

Susumu Hiraike apresentou o seu sucessor Naoyuki Otani, novo diretor-presidente e representante-chefe para a América do Sul, da Toray do Brasil

Naoyuki Otani, novo diretor-presidente e representante-chefe para a América do Sul, da Toray do Brasil

Membros da Diretoria da Câmara com os palestrantes e convidados

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Rubens Ito / CCIJB

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=44718