今年の電力消費を3.0%から1.6%増加に下方修正

電力エネルギー調査公社(EPE)並びにブラジル電力取引市場(CCEE)、全国エネルギーシステム機構(ONS)の共同調査によると、2018年度の電力エネルギー消費量は、予想を下回る経済活動状況並びに5月下旬から11日間継続したディーゼル燃料価格値下げ要請を発端とした、全国規模のトラック運転手の国道封鎖の抗議デモの影響で、前回予想の3.0%増加から1.6%増加に余儀なくされている。

今年のブラジル国内の1日当たりの平均電力エネルギー消費は、今年のGDP伸び率2.6%から1.6%の下方修正に伴って、前回予想の6万8013メガワットから6万6645メガワットに下方修正されている。

また全国エネルギーシステム機構(ONS)では、2019年のGDP伸び率が前回予想の2.6%から2.3%増加の下方修正に伴って、電力エネルギー消費量も前回予想の3.9%から3.7%増加に下方修正されている。

5月下旬のトラック運転手の国道封鎖抗議デモの影響で、今年6月の電力エネルギー消費量は前年同月比0.4%減少の3万7791GWh、電力エネルギー消費量の40%を占める鉱工業部門の電力エネルギー消費量は、前年同月比3.2%減少の1万3525 GWhであった。(2018年7月31日付けヴァロール紙)

 

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