ブラジル銀行協会連盟(Febraban )の調査によると、特別小切手税と呼ばれるクレジットカード口座借越残金利は、政策誘導金利(Selic)が今年3月から6.5%で推移して、4カ月連続で安定的に推移していた。
中銀の発表によると、過去12カ月間の特別小切手税と呼ばれる口座借越残金利は14.1%減少して、7月~8月は303.2%で推移していた。また8月の月額最低返済のクレジットカード借越残金利は、過去12カ月間で29.2%減少の250.3%、しかし7月から1.8%増加している。
しかし8月の月額最低返済を行わないクレジットカード借越残金利は、前月の285.2%から291.3%に増加して、303.2%の特別小切手税と呼ばれる口座借越残金利に接近してきている。
今年8月の商業銀行の平均スプレッド金利は前月から0.2%増加の6.9%を記録、今年4月のスプレッド金利は、6.2%まで減少して今年のスプレッド金利の最低を記録していた。
突発的な支出を余儀なくされる場合に使用される金利が天文学的な特別小切手税と呼ばれる口座借越残金利の使用を余儀なくされている人でも、予算外の医薬品購入や医療機関の利用、車の修理、小売店での日用品購入をしている。
中銀の通貨政策委員会(Copom)では、2016年10月の政策誘導金利(Selic)14.25%から連続12回に亘って切り下げ、今年3月の中銀のCopom委員会では、全会一致でSelic金利を6.75%から0.25%切下げて6.50%に決定して、過去最低の金利を記録している。(2018年9月27日付けエスタード紙)