失業率低下も正規雇用は依然として低調

ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2018年6月~8月の新規雇用は119万5,000人増加した一方で、15歳~64歳の労働人口のなかで完全失業者並びに不完全失業者総数は2,750万人に達している。

今年6月~8月の平均失業率は、前4半期に相当する3月~5月の平均失業率12.7%から12.1%と0.6%と数字上では大幅に減少しているにも関わらず、希望に反するサラリーや職種に従事している雇用者が増加している。

また今年6月~8月のハウスキーパーは、前年同期比19万1,000人増加したにも関わらず、労働手帳に記載される正規雇用は僅か1万9,000人、非正規雇用は17万2,000人に達している。

今年8月末の失業者総数は1,270万7,000人に減少した一方で、労働者人口は、非正規雇用などの増加が寄与して9,208万1,000人に増加している。(2018年9月29日付けエスタード紙)

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