株式会社国際協力銀行(JBIC)主催の「質高インフラ環境成長ファシリティ」説明会は、2018年10月18日午後4時から5時近くまで20人が参加して開催、JBICリオデジャネイロ駐在員事務所の櫛引智雄首席駐在員は、環境並びに社会、ガバナンスを意味するESG投資という世界的潮流を踏まえて、日本企業のノウハウやその技術を広く活用しつつ、地球環境保全に資するインフラ海外展開等を幅広く支援することを目的に、新たな「質高インフラ環境成長ファシリティ」クレジット創設。「質高インフラ環境成長ファシリティ」の趣旨・目的、2021年6月30日までの契約期間。JBICの4ミッションである資源の確保、国際競争力の維持・向上、地球環境保全、金融秩序混乱への対応のうちの国際競争力ミッションと地球環境保全ミッション遂行のための政策手法として、輸出金融並びに輸入金融、投資金融、事業開発金融の説明した。
また地球環境保全業務(GREEN)の概要、新ファシリティ実施要領として、通貨、融資割合、出融資保証調印期限、対象分野としてエネルギー供給部門では、再生可能エネルギーや省エネ、グリーン・イノベーション部門では、スマートエナジー並びに都市間交通を含むグリーン・モビリティ、スマートシティ、その他の地球環境保全部門としてメタン、フロン等回収並びに参加炭素吸収以外にも大気汚染防止、水供給・水質汚染防止、リサイクルを含む廃棄物処理が対象となっている。新たなアプローチと期待する展開としてグリーン・モビリティの推進、GHG削減以外の幅広い地球環境問題への対処、支援手法拡大ではGREENに於ける投資金融の追加、プロセスの簡素化、適格性判断プロセス、頻度の高いQ&Aなどについて説明した。
講演中のJBICリオデジャネイロ駐在員事務所の櫛引智雄首席駐在員