過去30年間で最低の支持率5.0%のミッシェル・テーメル大統領は、大統領の任期終了2カ月間を前に、既に予算で承認されている10億レアルを分配して、今年末までに20カ所のプロジェクトの開所式に参加して人気回復を図るが、多くのプロジェクトは建設途中となっている。
ミッシェル・テーメル大統領は、来月15日にサンパウロ州カンピーナス市のエネルギー研究センター(CNPEM)の第4シンクロトロン光ラボラトリーSiriusの落成式の参加を予定している。
また12月12日にはブラジル海軍が導入する新型潜水艦であるRiachuelo(スコルペヌ型潜水艦)の進水式に参加予定、年内のアマパ州のマカパ空港の開所式、南マット・グロッソ州のカンポ・グランデ市の環状道路、エスピリット・サント州ヴィトリア港湾の近代化、ゴイアス州ゴイアニア市のアパレシーダ・デ・ゴイアニア病院の落成式への参加を予定している。
南大河州のグアイバ河をまたぐ橋は、建設予定地の住民100家族の土地接収のための立ち退きが予定を大幅に遅れている。パラナ州ポンタ・メイラ市と隣国パラグアイのポルト・フランコ市を結ぶパラナ河をまたぐ第2橋の建設も大幅に遅れている。
ミナス州ヴェスパシアーノ市の大衆住宅建設プログラム“私の家、私の暮らし”による600軒、パラー州サン・フェリックス・ド・シングー市の1,000軒の落成式にもテーメル大統領は参加を予定している。(2018年10月25日付けエスタード紙)