第3四半期のイタウー銀行の純益は3.2%増加

2018年第3四半期の民間最大のイタウー銀行の純益は、低い貸倒引当金並びにファイナンスマージンアップが寄与して、前年同四半期比3.2%増加の64億5,000万レアルを記録している。

イタウー銀行では今年第3四半期に、支店の窓口業務強化のために新たに900人の新規従業員を採用した結果、イタウー銀行の行員総数は10万800人に達している。

イタウー銀行のカンジド・ブラシェール頭取は、個人向け並びに中小企業向けクレジット需要は緩やかに上昇していると説明、今年第3四半期の個人向けクレジットは前年同期比38.0%増加、中小企業向け法人クレジットは22.0%増加している。

今年第3四半期のクレジット残高は、前年同期比10.6%増加の6,364億レアルに達している。また前月比では2.1%増加、90日以上の延滞率は、大企業の延滞率増加で2.9%と前四半期比では0.1%増加、昨年第3四半期の延滞率は3.2%であった。

また今年第3四半期の個人向けクレジットの延滞率は、4.5%と12カ月前の5.1%から大幅に改善、今年第3四半期の不良貸付残高(PDD)は、前年同期比8.8%減少の39億400万レアルまで縮小している。(2018年10月30日付けエスタード紙)

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