今年第3四半期の304大企業の時価総額は25.7%上昇

Economatica社の調査によると、2018年第3四半期のサンパウロ証券取引所(BM&FBovespa)に上場している304企業の純益総額は、前年同期比25.7%増加の535億8000万レアルを記録している。

ペトロブラス石油公社など5公社の株式の純益総額は、前年同期の2倍に相当する101億レアルを記録、公社を除いた299民間企業の株式の純益総額は、16.13%の増加に留まっている。

今年第3四半期のペトロブラス石油公社の株式による純益は、石油の国際コモディティ価格が1バレル当たり80ドルを記録した影響で66億4000万レアルを記録、前年同期の2億6600万レアルの30倍以上の純益を記録している。

また調査対象企業304社の業種別の純益比較では12業種が増加、12業種が減少、建設部門並びに非鉄金属部門が赤字を計上、銀行業界は30%増加の189億レアルの純益を記録している。

銀行業界に続いて石油・天然ガス部門は、前年同期比237%増加の85億レアルを記録、18企業で構成される小売業界は、銀行金地の減少並びに実質賃金の上昇に伴って約500%増加の13億3000万レアルを記録している。

35企業で構成される電力エネルギー部門は、電力エネルギー料金値上げにも関わらず、前年同期比31.4%減少の16億2000万レアルに留まっている。ヴァーレ社の純益は13億9000万レアル縮小している。(2018年11月19日付けエスタード紙)

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