メディカル分科会が、ANVISAとINMETRO合同の技術会議に参加

メディカル分科会は、2018年11月23日、リオのINMETROコンプリド内にあるオーディトリアムにて開催されたANVISA・INMETRO合同技術会議に参加した。この合同技術会議は、INMETROが医療機器を規制しているポルタリア54について、ANVISAと意見の摺り合わせを行い、またABIMED、欧米企業、そして日系企業を招聘、民間企業が抱えている現状の課題をヒアリングすることで、規制改善につき意見交換を行う場として開催されている。

はじめに、ANVISA、INMETROの技術担当者より、それぞれの役割、規制やルールについての説明が行なわれた。その後、民間からの質問や意見交換を行いながら会議が進められた。INMETROの技術担当者からは、安全に関するリスクをなくす為の規制や検査の重要性、また以前起こった事故などから、かなり慎重に改正や改善が行なわれているとの説明が行なわれ、一方で、これらの規制や検査がブラジルにおけるビジネスの障壁となることも理解しており、民間からの意見も聞きながら、ビジネス環境整備に努めていくとの話があった。また、技術担当者からは、新技術導入に対するビジネスへのインパクト、投資機会損失、また検査コストなど、具体的な数字で示して欲しいと、民間企業側への要請も行なわれた。

メディカル分科会は、政策対話の進捗は見られるもののまだ課題は残されており、今後も、ANVISA、INMETRO、ブラジル産業界とも連携しながら、粘り強く政策対話活動を行なっていくことにしている。

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