テーメル大統領は最後のPPIプロジェクト発表

ミッシェル・テーメル大統領が2016年9月にインフラ事業の更なる民営化を目的とした投資パートナーシッププログラム(PPI-Programa de Parcerias de Investimentos)で発表した数多くのプロジェクトの入札が遅れており、テーメル大統領の任期が切れる今年末までの入札は不可能となっている。

入札が予定されていた多くのPPIインフラ整備プロジェクトは、テーメル大統領弾劾に繋がる政治危機、一般参加の公聴会や連邦会計検査院(TCU)からの要請、投資家を呼び込む収益率の見直しなどで先送りされていた経緯があった。

昨日29日にテーメル大統領は、任期中最後のPPIプロジェクトの入札を発表したが、12カ所のリージョナル空港、南北鉄道、4カ所の港湾入札は来年3月末が予定されている。

総延長距離が1,537キロメートルのサンパウロ州EstrelaDOésteとゴイアス州 Porto Nationalを結ぶ南北鉄道入札の最低価格は13億5,000万レアル、コンセッション期間は30年、投資総額は28億レアルが見込まれており、入札は来年3月28日が予定されている。

南東部地域ではエスピリット・サントス州ヴィトリア空港並びにリオ州マカエ空港の2空港抱合せの民営化入札が予定。中西部地域ではマット・クイアバ空港並びにSinop空港、Alta Floresta空港、Rondonopolis空港の民営化入札が予定されている。

また北東部地域の中規模空港の民営化では、ペルナンブーコ州レシーフェ空港並びにアラゴアス州マセイオ空港、パライバ州ジョアン・ペソア空港並びにカンピーナ・グランデ空港、セルジッペ州アラカジュ空港、セアラー州ジュアゼイロ・ド・ノルテ空港がそれぞれ来年3月15日に予定、コンセッション期間は30年となっている。

4カ所の港湾入札は来年3月22日が予定されており、コンセッション期間は25年となっている。(2018年11月30日付けヴァロール紙)

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