Suzano Papel 社によるブラジル製紙業界トップFibria社吸収合併成立

昨日1月14日、Feffer一族が所有するブラジル製紙業界2位のSuzano Papel社は、業界トップのFibria社を278億レアルの株式交換で吸収合併に成功、時価総額で世界最大の短繊維パルプメーカーが誕生した。

新Suzano Papel社は、パルプの年間生産が1,100万トン、製紙生産は140万トンの生産能力を擁して、世界最大のパルプ・製紙会社が誕生、ブラジル国内に11工場を擁して、直接・間接従業員総数は3万7,000人に達する。

新Suzano Papel社は80ヵ国に年間260億レアルに達するパルプ・製紙を輸出、ブラジル製紙業界2位のSuzano Papel社による業界トップのFibria社の合併は145億ドルで昨年トップのM&A案件、2位は米国ボーイング社によるエンブラエル社の買収案件となっている。

米国格付け会社Moodys社は、Suzano Papel社による業界トップのFibria社の吸収合併は、短期的にはSuzano Papel社の負債増加に繋がるものの長期的視点からSuzano Papel社のクレジットクオリティにとって大きなメリットになると指摘している。(2019年1月15日付けエスタード紙)

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