昨年の建築資材販売は3年ぶりに増加に転じた

ブラジル建設材料工業協会(Abramat)の発表によると、2018年の建築資材販売は、2014年下半期から継続していた経済リセッションからの回復で前年比1.2%増加、3年連続のマイナスから漸く増加に転じている。

今年はジャイール・ボルソナロ新政権による年金・恩給を筆頭とした構造改革着手や積極的な連邦公社の民営化、国内経済活性化のためのインフラ整備部門の入札案件増加などの要因で、建築資材関連販売は大幅な増加が期待されている。

しかし昨年の建築資材販売の前年比1.2%増加は、ブラジル建設材料工業協会(Abramat)の年初予想の1.5%~2.0%増加予想を下回った。今年の建材部門は前年比2.0%増加をジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)では予想している。

ブラジル建設材料工業協会(Abramat)の統計によると、昨年の基礎建材販売は1.8%増加した一方で、仕上げ材関連販売は0.5%増加、昨年の建材業界の雇用は前年比1.7%増加。昨年12月の建材販売は前年同月比マイナス2.5%を記録していた。(2019年1月17日付けヴァロール紙)

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