ブラジル太陽光太陽エネルギー協会(Absolar)では、2019年の太陽光発電部門の投資総額は前年並みの52億レアルを予想、そのうち個人規模の太陽光発電投資は30億レアル、残りの22億レアルは大規模の太陽光発電所投資と予想している。
今年の太陽光発電能力は前年比44.0%増加の3,306.4メガワット、そのうち大規模の太陽光発電所の発電能力は2,716メガワット、個人規模の太陽光発電の発電能力は1,130.4メガワットが見込まれている。
2018年のブラジル国内の太陽光発電能力は前年比倍増の2,295メガワット、そのうち大規模の太陽光発電所の発電能力は1,793.1メガワット、個人規模の太陽光発電の発電能力は501.9メガワットであった。
太陽光発電調査・コンサルタント業務のGreener社では、昨年の太陽電池や接続する周辺機器などをひっくるめたPVシステムは2,200メガワット相当の売上を記録している。
Greener社のマルシオ・タケダ取締役は、昨年1月の業界関連企業は2,700社であったが、今年1月初めには6,000社に増加、業界内での価格競争が激化していると指摘している。
昨年のPV関連システム売上は1億レアルを記録したが、2016年の家庭用4キロワットのPV関連システム価格は3万3,000レアルであったにも関わらず、昨年は2万2,000レアル、今年はさらに減少すると予想されている。
太陽光発電コンサルタント会社Portal Solar社のRodolfo Meyer取締役は、昨年のコンサルタント案件は120万件、コンサルタントの大半はサラリーが2,370レアル~5,715レアルの中間所得層であったと説明している。
過去10年間で太陽光発電キットと呼ばれるPV関連システムの価格は75%も減少して、一般中間層での購入可能な価格帯になってきており、今後は一般消費者の太陽光発電導入が加速する可能性が見込まれている。(2019年1月22日付けヴァロール紙)