ジャイール・ボルソナロ新政権で初めての民営化コンセッション入札は、3月15日に実施され、国内12カ所のリージョナル空港民営化入札で、国庫庁には最低入札価格の986%相当の23億8,000万レアルの臨時歳入を記録した。
北東部地域の6カ所の中規模空港の民営化では、ペルナンブーコ州レシーフェ空港並びにアラゴアス州マセイオ空港、パライバ州ジョアン・ペソア空港並びにカンピーナ・グランジ空港、セルジッペ州アラカジュ空港、セアラー州ジュアゼイロ・ド・ノルテ空港は、スペイン資本アレーナ社が最低価格の1010%に相当する19億レアルで落札した。
また南東部地域ではエスピリット・サントス州ヴィトリア空港並びにリオ州マカエ空港の2空港抱合せの民営化入札では、Zurich Airport社が最低価格の830%に相当する4億3,700万レアルで落札した。
マット・グロッソ州内の空港民営化では、クイアバ空港並びにAlta Floresta空港、Rondonopolis空港、Sinop空港は、高速道路民営化コンソーシアムを形成するSocican Terminais Rodoviarios e Sinart社が最低価格の4739%に相当する4,000万レアルで落札している。
2020年9月までに更に22カ所のリージョナル空港の民営化入札が予定されているが、サンパウロ市のコンゴニアス空港並びにリオ市のサントス・ヅモン空港の民営化入札は2022年が予定されている。
北東部地域の6カ所の中規模空港を落札したスペイン資本アレーナ社は、既にメキシコ並びにコロンビア、ジャマイカで空港を運営しており、今回のブラジル国内の空港民営化落札で、世界46カ所の空港民営化運営となる。
エスピリット・サントス州ヴィトリア空港並びにリオ州マカエ空港を落札したZurich Airport社は、2017年にもミナス州コンフィンス空港並びにサンタ・カタリーナ州フロリアノポリス空港を落札していた。
マット・グロッソ州内の3空港を落札したSocican Terminais Rodoviarios e Sinart社は、2016年2月にゴイアニア空港、2015年11月にカルダス・ノーヴァス空港を落札していた。(2019年3月16日付けエスタード紙)








