今年2月の正規雇用は過去5年で最高

就労・失業者管理センター(Caged)の発表によると、2019年2月の労働手帳に記載される正規雇用は17万3,139人を記録、2014年2月の正規雇用総数26万人に次いで過去5年間では最高の正規雇用数を記録した。

ロジェリオ・マリーニョ社会保障・労働特別局長は、2019年の正規雇用は経済回復並びに一般消費者や企業経営者の景況感改善で、確実に増加すると楽観視している。

今年2月の正規雇用総数は145万3,000人に対して解雇総数は128万人、正規雇用残数は17万3,139人と市場予想の3倍を記録、昨年2月の正規雇用残数は6万1,188人であった。

今年2月の部門別正規雇用比較では、サービス業部門の正規雇用は11万2,412人と全体の約2/3の雇用で牽引、製造業部門は3万3,472人を記録、Infinity Asset Management社チーフエコノミストのジャソン・ヴィエイラ氏は、景気回復に伴って初めにサービス業部門の雇用が開始すると説明している。

またサービス業部門並びに製造業部門の雇用増加に続いて、新規公務員雇用は1万1,395人、建設業部門は1万1,097人、商業部門5,990人、鉱業部門は985人、公共交通機関向けサービス部門は865人の正規雇用残を記録している。

今年2月の正規雇用で唯一農畜産部門が3,077人減少、4E Consultoria社エコノミストのジウリア・コエーリョ氏は、今後毎月の平均正規雇用は5万人増加、今年は70万人の正規雇用増加を予想している。

過去5年間の2月の正規雇用数の推移では、2015年はマイナス2,415人、2016年マイナス10万4,582人、2017年3万5,612人増加、2018年6万1,188人、今年2月は17万3,139人増加している。(2019年3月26日付けエスタード紙)

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