2020年4月の農畜産部門の4月の月間輸出金額は、主に中国向け大豆派生品が牽引して初めて100億ドルを突破、輸出金額は昨年同月の81億1800万ドルを約25%上回っている。
農務省の発表によると、今年4月の穀物類の輸出は前年同月比73.4%増加に相当する1630万トンと前年同月を700万トン上回り、穀物類の輸出金額は昨年4月の33億ドルから54億6000万ドルと大幅に増加していた。
新型コロナウイルスのパンデミック危機のシナリオは、ブラジルの大豆需要を引き上げる要因となって、大豆取引の先物取引を活性化させたために、4月のブラジルの前年同月比マイナス27.1%の輸出減少に歯止めをかけ、今年4月の農畜産物輸出シェアは、前年同月の42.2%から55.8%に増加する要因となっている。
今年初め4か月間の農畜産物の輸出総額は、前年同期比5.9%増加の314億ドル、農畜産物輸出シェアは46.6%に増加、一方農畜産物輸入は4.5%減少の45億7,000万ドルに留まり、農畜産物の貿易収支は268億3,000万ドルの黒字を計上している。
今年初め4か月間の大豆派生品輸出は3,366万トン,輸出金額は115億ドルを記録、中国向け大豆派生品は前年同期比26.6%増加、ブラジルの穀物輸出の73.4%を占めた。
また今年初め4か月間のブラジルの蛋白質類の輸出では牛肉輸出のシェアは45.3%を占め、牛肉輸出量は46万9,760万トンで21億3,000万ドルで記録を更新、そのうち中国向け輸出シェアは49.6%を占めた。