18日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2020年のGDP伸び率は、前回予想のマイナス4.11%からマイナス5.12%とマイナス1.0ポイント以上の下方修正を行い、14週間連続での修正を余儀なくされている。
新型コロナウイルスのパンデミック危機の当初から金融機関関係者は、今年のGDP伸び率予想の下方修正を余儀なくされており、最も悲観的な見方をしているエコノミストの今年のGDP伸び率はマイナス7.0%と予想。最終フォーカスレポートでは、2021年のGDP伸び率を前回予想の3.20%増加に据え置いている。
また今年の鉱工業部門のGDP伸び率を前回予想のマイナス3.0%からマイナス3.68%と大幅な下方修正。20201年の鉱工業部門のGDP伸び率は、前回予想の2.75%増加から2.50%増加に下方修正している。
今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、前回予想の1.76%から1.59%と10週連続で修正している。また2021年のIPCA指数は、前回予想の3.25%から3.20%、今後12か月間のIPCA指数は、前回予想の2.87%から2.97%に引き上げている。
的中率が最も高いトップ5の今年のIPCA指数は、前回予想1.97%から1.61%、2021年のIPCA指数は前回同様の3.0%に据え置いている。また今年末の政策誘導金利Selicは、前回予想の2.50%から2.25%に下方修正、来年のSelic金利は3.50%に据え置いている。
またトップ5の今年のSelic金利は2.50%から2.25%、2021年のSelic金利は3.88%から3.50%にそれぞれ下方修正している。今年末のレアル通貨に対するドルの為替は、前回予想のR$5.00からR$5.28、2021年は前回予想のR$4.83からR$5.00%に修正している。