投資銀行は優良企業にIPO奨励

民間企業の新規株式公開(IPO)では、主幹事(アレンジャー)となる大手銀行は、株の発行条件の決定や参加金融機関の決定・依頼、株の募集・売出しなどを行う。

利益を出しやすいと言われているIPO投資を行う際には、主幹事に選ばれている金融機関に口座を作り、投資を行うことが重要となるために、投資銀行では、有望な民間企業に何年にもわたって新規株式公開(IPO)を奨励している。

特に投資銀行が新規株式公開(IPO)を奨励している企業として、ブラジル国内最大の医薬品メーカーで300種類以上の医薬品を生産、売り上げが40億レアルに達するAche社に盛んにIPOを奨励している。

またブラジル国内最大の病院網を擁するRede D´Or社で、過去4年間で15病院を買収、純益率は15%に達している。化粧品メーカーO Boticario社は年間平均40店舗を開設、売上は130億レアルに達している。

世界最大のイタリア・ミラノの伝統菓子でバターがたっぷりはいった生地に、ドライフルーツを加えたクリスマス前に食べられるお菓子「パネトーネ」メーカーのPandurataグループは、Hershey´sとの間でジョイントベンチャー企業を擁している。

ニオブ生産では世界トップメーカーのブラジル資本のカンパニア・ブラジレイラ・メタルジア・イ・ミネラソン社 (CBMM)は世界の75%のマーケットシェアを擁して、純益は売り上げの65%に相当。デジタル銀行Nubank社は5年前に設立され、500万人の顧客を擁している。(2019年4月1日付けヴァロール紙)

 

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