Sigma Mineração社は7,000万ドル投資でリチウム鉱開発

カナダ資本Sigma Lithium Resources社は、同社のブラジル子会社Sigma Mineração社がミナス州北東部のJequitinhonha渓谷のイチンガ市のリチウム鉱開発に7,000万ドルを投資して開発に着手する。

Sigma Lithium Resources社には投資ファンドのBlackRock社並びにブラデスコ銀行投資ファンド、Citrino社、Waratha社、CQS社、Votorantim社が投資を行っている。

また日本の商社も日本の自動車メーカー向けリチウム鉱確保のために資本参加、リチウム鉱生産の1/3を5年間に亘って確保するために、3,000万ドルの資本参加している。

リチウム鉱の本格的な生産は、環境ライセンス認可が下りる2020年中頃から開始予定となっているが、パイロットプラントは、バッテリーグレードのリチウム原料となるスポジュメン精鉱を毎時10トン、年間1万2,000トンの生産能力を有している。

リチウム鉱山の年間生産能力は22万トン、しかし2020年並びに2021年のリチウム生産はそれぞれ11万トンを予定、2022年には世界のリチウム鉱の需要に対応するために、生産能力を2倍に引き上げる計画となっている。

含有量が非常に高い同リチウム鉱山の埋蔵量は5,200万トンと膨大で日本並びに中国、米国の顧客にリチウムを供給する。最大のコンペティターはオーストラリア資本の鉱山会社となっている。(2019年4月5日付けヴァロール紙)

 

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