今年第1四半期の製造業部門のGDP伸び率はマイナス予想

今年第1四半期の経済活動指数(IBC-Br)では、1月のマイナス0.31%、2月のマイナス0.73%に続いて、2019年3月の製造業部門生産はマイナスの予想が大半を占めている。

LCA Consultores社の調査によると、今年3月のトラックの道路輸送量は前月比マイナス1.2%、段ボール箱販売はマイナス7.7%、二輪生産はマイナス17.3%、四輪生産はマイナス18.3%、四輪販売はマイナス16.8%、電力エネルギー消費はマイナス2.2%、企業経営者の景況感はマイナス1.8%、それぞれ大幅に減少しているが、唯一設備投資稼働率は前月比並みであった。

3月の経済指標は軒並み悪化して製造業部門の不振を示しているとイタウー銀行のLuka Barbosa氏は指摘、3月の鉱工業部門生産(PIM-PF)は前月比マイナス0.7%、前年同月比では今年3月の2日間の営業日数の減少の影響でマイナス5.1%を予想している。

また今年3月の小売販売部門では、自動車の道路利用率は前月比0.9%増加した一方で、一般消費者の景況感調査では、サンパウロ州商業連盟(Fecomercio-SP)はマイナス6.2%、ジェツリオ・ヴァルガス財団 (FGV)はマイナス5.2%、ブラジル・クレジット保護サービス(SPC Brasil)はマイナス5.2%であった。(2019年4月17日付けヴァロール紙)

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=45878