日本貿易振興機構(JETRO)サンパウロ事務所(大久保敦所長)主催の第9 回中南米知財セミナーは、2019年6月10日午後3時30分から4時30分まで20人近くが参加して開催、初めにJETROサンパウロ事務所の岡本正紀 知的財産権部長が開催挨拶、ブラジル知的財産制度の最新動向の説明を行い、続いてDi Blasi,Parente特許法律事務所パテント担当責任者のマルセロ・オリヴェイラ氏は、「ブラジルの意匠ガイドライン」について、2019年3月にブラジル産業財産庁より公表された意匠ガイドラインについて、意匠の定義、出願プロセス、権利内容や争点や問題点、特許制度の枠組、特許出願審査の内容、テクニカル審査、登録不可能なデザイン、特許期間の延長などについて説明、質疑応答ではサブスタンシャル検査、販売差し止め、優先権主張の問題点の有無、異議申し立ての可能性が挙げられた。
「ブラジルの意匠ガイドライン」Di Blasi,Parente特許法律事務所パテント担当責任者のマルセロ・オリヴェイラ氏
講演中のDi Blasi,Parente特許法律事務所パテント担当責任者のマルセロ・オリヴェイラ氏