ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス部門調査(PMS)によると、2019年4月のサービス部門のGDP伸び率は、前月比0.3%増加に留まって国内経済の回復の遅れを示唆している。
今年4月のサービス部門のGDP伸び率は前月比0.3%増加して、今年1月~3月のサービス部門のGDP伸び率のマイナスから反転して増加に転じたものの、4月の0.3%増加は3月のマイナス0.8%を大幅に下回って補っていない。
今年初め4か月間のサービス部門のGDP伸び率は前年同期比0.6%増加したものの、今年初め3か月間の1.1%増加を大幅に下回っている。また今年4月の過去12カ月間のサービス部門のGDP伸び率は、前年同期比0.4%増加に留まっている。
今年4月のサービス部門の5セクターの内3セクターで増加を記録、特に情報・通信サービスセクターは、前月比0.7%増加して前月のマイナス1.8%から大幅に反転している。
また今年4月の公共サービスは0.2%増加、宿泊・食事など一般家庭向けサービスは0.1%増加、陸上輸送・郵便サービスはマイナス0.6%、その他のサービス部門はマイナス0.7%を記録している。
今年2月~4月の四半期のサービス全体のGDP伸び率は、今年1月~3月の四半期比マイナス0.3%、そのうち公共サービスは0.1%増加、宿泊・食事など一般家庭向けサービスは0.3%増加した一方で、陸上輸送・郵便サービスはマイナス0.9%、その他のサービス部門はマイナス1.6%を記録している。(2019年6月14日のIBGEサイトから抜粋)