新車の法人販売が約50%近くに達している

自動車販売代理店が加盟する全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)では、2019年の新車販売は当初予想の前年比11.15%増加から8.37%増加と大幅な下方修正を余儀なくされている。

Fenabrave連盟による今年の新車販売の下方修正は、自動車メーカーからレンタカー会社やタクシー会社への直接販売が大幅に増加している一方で、一般消費者向けのディラー販売は、国内景気の低迷で僅かな増加に留まっている。

今年上半期のバスやトラックを含む新車登録台数は前年同期比12.12%増加したが、特に自動車メーカーからレンタカー会社やタクシー会社への直接販売は23.59%増加した一方で、一般消費者向けのディーラー販売は僅か2.15%増加に留まっている。

今年6月の新車販売は21万3,400台、そのうち自動車メーカーから法人向け直接販売は10万2,000台と全体の47.8%に達しているとFenabrave連盟のアラリコ・アスンプサン・ジュニオール会長は指摘している。

自動車メーカーから自動車販売ディーラーを通さない法人向け直接販売は、大量注文のため20%~30%の割引が行われるために、レンタカー会社やタクシー会社は自動車ディーラーよりも低価格で中古車を販売できる。

Fenabrave連盟では今年の国内の新車販売を前年比8.37%増加の278万台と年初予想の285万台から約7万台下方修正している。また今年初めのトラックやバス販売は前年比15.90%増加の11万700台を見込んでいたが、4月には16.36%増加、6月末には17.88%増加の11万2,600台に上方修正している。

2018年のトラックやバス販売は9万5,500台、今年上半期の販売はトラックの買替向けクレジット拡大が牽引して、前年同期比49.77%増加の5万9,200台に達している。(2019年7月3日付けヴァロール紙)

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