上院CCJのタッソ・ジェレイサッチ報告官は年金改革テキスト内容変更

今月4日の上院憲法・法務委員会(CCJ)では、報告官のタッソ・ジェレイサッチ上院議員(民主社会党-PSDB セアラー州選出)の年金改革意見書テキストは賛成票18票、反対票7票をもって可決された。

しかし昨日ジェレイサッチ報告官は、ダヴィ・アルコルンブレ上院議長(DEM:民主党=アマパ州選出)と会合を持ち、上院議会での否決の可能性のあるテキスト除外で合意、追加法案に組み込む。

上院では年金改革の早期承認のため、上院修正案を二つに分け、まずは下院再承認の必要のない年金改革の基本法案の審議を先行して進める方針であり、残された憲法改正を伴う上院修正案については、上院は追加法案の形で並行審議する。

除外されたテキスト案では、地方政府(州・市)が財政再建のための地方公務員に対する臨時税率の決定権の除外、もう一つテキストは、労働手帳に記載されない低所得層向け非正規雇用者に対する年金に対する優遇クオッタ導入を停止であった。

この2案件テキストは州及び市の地方公務員に対する定年及び老齢年金は別の憲法改正案(PEC)に含まれ、初めに上院議会で審議、最終的には下院本会議で承認される。

年金改革法案は上院の憲法司法委員会、本会議においてそれぞれの審議・承認(上院本会議では6割以上の賛成、投票は2回)を経て成立するが、ダヴィ・アルコルンブレ上院議長(DEM:民主党=アマパ州選出)は、上院本会議の第1回年金改革審議・承認は今月24日、第2回は10月10日を予定している。(2019年9月13日付けエスタード紙)

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