消費地に近い中規模水力発電所建設に軸足を移動か

鉱山動力省(MME)エネルギー企画開発局のHelvio Neves Guerra局長代理は、消費地に近い中規模水力発電所建設は電力の安全供給に優れていると説明している。

ブラジル国内では主に南東部地域並びに中西部地域に300メガワット~400メガワットの中規模水力発電所建設で、1万5,000メガワットの電力エネルギー供給が可能であるとHelvio Neves Guerra局長代理は説明している。

過去数年間のブラジル国内の水力発電所は、消費地から3,000キロメートルの遠隔地に建設されており、長距離の送電問題や環境問題で計画が非常に遅れていたが、今後は消費地から500キロメートル以内の距離に中規模水力発電所の水力発電所建設に軸足を移す。

2016年の水力発電所建設計画は、32プロジェクトで発電能力が2万5,000メガワットであったが、環境ライセンス問題などの影響で18カ所の水力発電所で発電能力は1万5,700メガワットに下方修正されている。(2019年11月12日付けエスタード紙)

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