今年10月の設備稼働率は過去5年間で最高

ブラジル全国工業連盟(CNI)の製造業部門生産調査は11月1日~12日に加盟企業1962社、そのうち大企業は485社、中規模企業787社を対象に実施、2019年10月の製造業部門の生産指数は、前月の48.8ポイントから55.2ポイントと大幅に上昇、前年同月は54.7ポイントも上回っており、製造業部門の生産回復傾向を示している。

また今年10月の製造業部門の平均設備稼働率は、前月の69.0ポイントから70ポイントに上昇、今後の新規雇用や投資に結び付くと予想されている。前年同月は69ポイントであった。

今年10月の製造業部門の雇用指数は、前月の49.0ポイントから49.5ポイントに上昇したにも関わらず、50ポイントを割っており、企業経営者は規模拡大に対して慎重になっている。また今年10月の在庫指数は前月の50.4ポイントから50.1ポイントと若干減少、前年同月は50.7ポイントであった。

製造業部門の企業経営者の今後6カ月間の景況感調査ではポジティブを記録、しかし輸出動向指数は前月の52.5ポイントから52.4ポイントと若干減少、需要指数は54.2ポイントから54.6ポイントに若干上昇、購買指数は50.2ポイントから50.7ポイントに上昇している。

また製造業部門の企業経営者の投資指数は、前月の54.1ポイントから56.2ポイントに上昇、前年同月は55.0ポイントであった。(2019年11月23日付けエスタード紙)

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